日本サッカーが、新たな時代へ踏み出す。Jリーグの2026/27シーズンが、8月に開幕する。


今季から、8月開幕・翌年5月閉幕の「秋春制」へ移行するためだ。1993年の発足から34シーズン目にして、初めて年度をまたぐシーズンとなる。

開幕まで、あと3週間ほど。何が変わり、どこに注目すべきか。新シーズンの見どころを整理する。

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開幕は8月7日の国立

まず、日程から確認したい。J1の第1節は、8月7日から9日にかけて行われる。J2とJ3は、8日か9日の開催だ。そのなかで、最も早くキックオフを迎えるのが、7日のオープニングマッチとなる。舞台は、国立競技場。横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが顔を合わせる。
両クラブは、1993年のJリーグ開幕以来、唯一J1の舞台で戦い続けてきた存在だ。新時代の幕開けにふさわしいカードといえる。

この対戦は、6月のオールスター閉会式でサプライズ発表された。

初の年度またぎシーズン

では、秋春制で何が変わるのか。最も大きいのは、シーズンの区切りだ。
これまでのJリーグは、2月頃に開幕し、12月に閉幕する春秋制だった。今季からは8月に始まり、年をまたいで翌年に終わる。J1の最終節は、2027年6月5日と6日の週末。J2とJ3は、2027年5月22日と23日の週末に設定されている。
1シーズンで38試合を戦う形は変わらない。だが、暦のうえでの区切りが、大きく動くことになる。

欧州基準に近づく移籍市場

この移行には、明確な狙いがある。世界基準に合わせることだ。
欧州の主要リーグは、多くが8月開幕・翌年5月閉幕のカレンダーで動いている。日程が近づけば、選手の登録期間、いわゆる移籍ウィンドウも足並みがそろう。シーズン途中に主力が移籍する、といったずれが起きにくくなる。

海外クラブとの選手のやり取りも、進めやすくなるだろう。
一方で、6月と7月は試合のない期間となる。夏の暑い盛りを避ける形は、選手の負担という点でも意味を持つ。

新たな試みも続々と

シーズン移行に合わせ、新しい取り組みも動き出す。Jリーグは「ブランドエボリューション」と称したリブランディングを進めており、公式ロゴも新デザインとなった。
これまでカテゴリーごとに色分けされていたものが、統一される。試合面でも、金曜夜に開催する「フライデーナイトJリーグ」が8試合設定された。いずれもJ1のカードだ。さらに、国立競技場で行う「THE国立DAY」は、計18試合と過去最多となる。観客が足を運びやすい環境づくりが、進められている。

秋春制という大きな変化とともに、Jリーグの新時代が始まる。慣れ親しんだリズムが変わることに、戸惑う声もあるかもしれない。


それでも、世界と戦うリーグへ向けた一歩であることは間違いない。
8月7日、国立での一戦から、長い旅路が始まる。新シーズンのキックオフに、視線が注がれる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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