日本人と中国人は見た目こそ似ているが、生活習慣や考え方など、異なる点も数多く存在する。そして、生活習慣が異なれば、生活するための住環境も自ずと異なってくるものだ。

 
 中国メディアの今日頭条は20日、日本人の一般的な住環境について写真とともに掲載する記事を掲載し、「日本の設計士は住む人のことをしっかりと考えて設計しているのが分かる」と伝えつつ、中国人の設計士は「恥ずかしく思わないのか」と批判した。
 
 記事は、日本の住環境における設計コンセプトは中国と「正反対」であるとし、日本の設計はあくまでも住む人のことを第一に考えて行われるのに対し、中国の設計は「人に見せること」を第一に考えて行われていると主張。そのため、機能性において中国の家は日本に大きく劣るとの見方を示した。
 
 続けて、数多くの写真とともに「日本の住宅設計は空間を上手に利用し、収納や導線などにも配慮した作りとなっている」と紹介し、住む人のことを第一に考えているからこそ、住みやすい家になっていると指摘した。
 
 一方で、中国の家は「見た目至上主義」であるため、見た目は良くとも住みにくいと指摘、日本の設計士の仕事ぶりを見て、「中国の設計士は恥ずかしい気持ちにならないのだろうか」と疑問を呈した。
 
 中国の不動産の内装が日本と異なるのは生活習慣が違うため当たり前だ。
現在の中国は不動産バブルが生じていると言われ、内装や設計にこだわらなくとも売れる状況にあるが、今後市場が成熟するにつれて生活への配慮を売りにした不動産が登場するなどして変化が生じていくだろうが、今はまだ市場が成熟していないということなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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