日本の多くの小学生はランドセルを背負って登下校する。中国では普通のリュックサックかキャスター付きのカバンを使用して登下校している子どもを良く見かける。
中国メディアの今日頭条は26日、中国と日本では小学生が持つカバンが大きく違っていることを指摘し、「中国の子どもたちはかわいそうだ」と伝えている。

 記事はまず日本のランドセルについて、もともと軍事用に使用されていたのが、1960年代ごろから小学生が使用する鞄へと変化していったもので、外観は素朴だが、なかには1万元(約17万円)するランドセルも存在することを紹介した。

 そして、日本のランドセルはたかがカバンなのに「なぜ高額なのか」と疑問を投げかけ、日本のランドセルは高額なもので10万円越え、一般的なものでも3ー5万円もすると伝える一方、GPS機能が付いていたり、防犯機能が付いていたりするためだと分析。また、職人が手作りしているランドセルは非常に堅牢で、背負い心地が良いうえに6年間使用しても壊れず、地震発生時には身を守る道具にもなると伝えた。

 次に記事は、中国の小学生が一般的に使用しているリュックサックを紹介。簡素なリュックサックでありながら、授業で使用する教材に加え、文房具、水筒、雨具などを持ち歩くため、非常に重く、大体5kgほどもあることを指摘した。
確かに中国の子どもたちが背負っているリュックは非常に重たそうだ。日本の子どもたちが背負い心地まで考慮されたランドセルで通学しているのに対し、中国の子どもたちが持つリュックの使い心地はほとんど考慮されていない。

 日本のランドセルには防犯機能まで備わっていて、頑丈で使いやすい。中国の小学生たちは将来の大学受験に向けてただでさえ勉強の負担が重いのに、リュックサックまで非常に重いとは、確かにかわいそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:CNSPHOTO 中華人民共和国チベット自治区ラサ市の小学生)


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