いま最も「最高に無駄がつまった」雑誌らしい雑誌といえば「ケトル」。
「ケトル」の6月号の特集が「調味料特集」

調味料と言えばマヨネーズ
そう、「ケトル」6月号調味料特集の前半20数ページがずっさーーーーとマヨネーズ特集! これが楽しい。

【鳥インフルエンザウィルスVSマヨ】
日本で初めて製造されたのがいつか。日本農林規格によるマヨネーズの定義ってどんなのか。なんて、マヨネーズちょっといい話からスタート。
驚いたのは、その非常食としての使い道。

殺菌力の強い酢と食塩を材料に含むので、殺菌&防腐の能力が高い!
マヨネーズに添加された大腸菌は約6時間で死滅。“鳥インフルエンザウィルスの中でも強力とされているH5型にいたっては、なんと30分で不活性化することが分かって”いるとか!
未開封のチューブなら約10ヵ月の賞味期限。“遭難した男性が、マヨネーズ1本のみでなんと2週間持ちこたえ、みごとに生還したという記録もある”んだそうです。

【マヨのキャップはなぜ赤い?】
「ケトル」6月号調味料特集、ありとあらゆる角度からマヨネーズに迫っている記事のタイトルをずらっと紹介。

キューピーの工場へ、いざ。
マヨネーズカタログ。

オリジナルのマヨネーズ作り。
キューピーハーフの使い方、
マヨネーズのボトルキープ!?
松田のマヨネーズを激推し!
マヨネーズのキャップはなぜ赤いのでしょうか?
マヨラーが一番多い県はどこ?
マヨネーズは必殺仕事人!
エロかわいいマヨの持ち方を大研究!
マヨネーズ発祥の地メノルカ島マオンへ行ってみた!
少女漫画もやっぱりマヨネーズが大好き!
全米も泣いたマヨネーズ!
ギャルママに聞く超簡単マヨレシピ
マヨネーズが命! 最強のポテサラとタマゴサンドを決定
こぼした時の対策は? 
マヨネーズをきれいに全部使い切りたい!

マヨネーズのキャップはなぜ赤いのか?って謎は、キューピーに問い合わせ。
「そんな質問はこれまでされたことはりませんでした。ちょっと社内で調査してみますのでお時間をください」
ってことになり……。
1958年に現在のポリボトルタイプを発売。そのときボトルを包装する袋のデザインを先に決め、そのヒントになったのが銀座の洋食屋さんのテーブルクロス。

赤と白のチェック柄のデザインのテーブルクロスだったそうで、それで包装袋も赤色の網目模様に決まって、それに合わせてキャップの色も赤になった、と。
その洋食屋さんはどこなんだろう?っていうところも、雑誌では探っています。

【マヨを美味しく食べるベストタイミング】
ちなみに、卵黄タイプのマヨネーズは、どんなタイミングで食べるのがベストか知ってる?
「え? タイミングなんてあるの!?」
あるんです(っつても、ぼくもこの特集を読んで初めて知ったのだけど)。
卵黄タイプのマヨネーズは、時間とともに卵黄のうま味成分が増して、コクとまろやかさがアップ。マヨラーの皆さんは、マヨネーズを数ヶ月寝かして「熟成」させて使っているとか。2週間でうま味の量が急上昇、その後もゆるやかに上昇しつづけるそうです!

おっと、「ケトル」6月号の特集は「マヨネーズ」じゃなくて「調味料」なので、ゆず胡椒派、ゴマ油派、ラー油派、の人たちも要チェックです。
(米光一成)