中国各地では夏休みを迎え、産業観光はニッチな「SNS映え」需要から大衆市場へと急拡大しています。業界研究機関の予測によると、中国の産業観光の年平均成長率は18%に達し、2029年には市場規模が3000億元(約7兆1300億円)を上回る見通しです。

中国東部の山東省海陽市にある東方宇宙港では、「ロケット打ち上げ見学」が20万人余りの観光客を引き付け、中国製造の魅力を間近で体感しています。一方、北京市内の工場遺跡である北京首鋼パークでは、昔の高炉がVR映像やデジタル技術により没入型のSFランドに変貌し、来場者はVRメガネを装着するだけで、米英合作SF映画『インターステラー』のような体験を楽しむことができます。

中国の夏休み観光ブーム、産業観光の市場規模が7兆円突破の見込み
北京首鋼パーク

世界では現在、産業観光による観光収入は観光業全体の10~15%を占めている一方で、中国では5%に満たないため、今後の発展余地は極めて大きいとみられています。政策面では、人工知能(AI)やVRなどデジタル技術の応用によるスマート産業観光の体験が奨励されており、飲食、文化クリエイティブ産業やウェルネスなどの業態と組み合わせる「産業観光プラス」も強力に推進され、単一観光スポットから地域連携型の発展へと移行しています。(提供/CGTN Japanese)

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