指標改善で投資家心理が上向く流れ。取引時間中に公表された8月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産が予想を大幅に上回るなど、総じて良好な内容だった。中国の景気支援スタンスもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は14日、預金準備率の0.25%引き下げを発表した(15日付で実施)。中国当局はこのところ、半導体産業や自動車産業の支援、不動産規制の緩和など、各種施策を相次ぎ打ち出している。買いが先行し、指標発表後に主要指数は上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ製品の中国宏橋集団(1378/HK)が5.7%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.5%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(981/HK)が4.9%高と上げが目立った。
セクター別では、非鉄が高い。上記した中国宏橋集団のほか、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.3%、江西銅業(358/HK)が3.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.4%、中国アルミ(2600/HK)が2.2%ずつ上昇した。
自動車セクターも急伸。華晨中国汽車HD(1114/HK)が9.3%高、北京汽車(1958/HK)が5.9%高、蔚来集団(9866/HK)が4.1%高、小鵬汽車(9868/HK)が3.7%高で引けた。
医薬品セクターも物色される。
他の個別株動向では、外食グループ大手の百勝中国HD(9987/HK)が3.5%高。同社は14日に投資家向けイベントを開催し、株主還元として、今後3年間で自社株買いや四半期配当に約30億米ドルを投じると説明した。2023年の出店目標についても1400~1600店(純増数)に上方修正している(従来目標は1100~1300店)。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.28%高の3135.31ポイントで前場取引を終了した。医薬品株が高い。ハイテク株、不動産株、自動車株、素材株、銀行・保険株、半導体株なども買われた。半面、公益株は安い。エネルギー株、酒造株も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











