18日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比165.98ポイント(0.65%)安の25287.25ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が52.45ポイント(0.62%)安の8387.52ポイントと反落した。売買代金は1365億2240万香港ドルに拡大している(17日前場は1182億2700万香港ドル)。

 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。戦闘終結に向けた米国とイランの「覚書」が60日間の期限(8月17日)を過ぎるなか、ホルムズ海峡の正常化が遠のくと危惧されている。原油相場の上昇も続き、17日のNY商品取引所では、WTI原油先物が先週末比2.5%高の84.50米ドル/バレルと続伸。日本時間18日朝方の取引では、一時、7月下旬以来の高水準を付けた。経済の下押し要因になると懸念されている。
 もっとも、下値を叩くような売りはみられない。前日までに公表された7月の中国月次経済統計が弱い内容となる中、当局は景気対策を急ぐとの見方が強まっている。市場関係者の間では、第3四半期(7~9月)内に預金準備率が引き下げられるとの観測も一部で浮上した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が4.7%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が4.3%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が3.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、半導体が安い。上海天数智芯半導体(9903/HK)が7.8%、瀾起科技(6809/HK)が6.0%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.2%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が5.0%ずつ下落した。そのほか、大規模言語モデル(LLM)の北京智譜華章科技(2513/HK)が16.6%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が12.2%安と急落。
ハンセン科技(テック)指数は2.0%安と他の指数をアンダーパフォームした。
 消費セクターもさえない。火鍋の呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が9.8%安、家電のTCL電子HD(1070/HK)が4.1%安、ハイパーマーケットの高キン零售(6808/HK)が3.7%安、ゴールドジュエリーの老鋪黄金(6181/HK)が3.5%安、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が3.3%安で引けた。
 半面、石油セクターは高い。百勤油田服務(2178/HK)が6.9%、中海油田服務(2883/HK)が3.9%、中石化石油工程技術服務(1033/HK)が2.3%、中国海洋石油(883/HK)が2.2%ずつ上昇した。
 本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%安の3966.99ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが安い。素材、不動産、軍需産業、自動車、公益、医薬、保険・証券なども売られた。半面、エネルギーは高い。銀行、海運、食品飲料の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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