2026年8月13日、中国メディアの参考消息は英字ウェブメディア「The Diplomat」の記事「アジアが欧米よりもAIに熱心な理由」を基に、アジア人と欧米人の人工知能(AI)に対する考え方の違いについて紹介した。
記事は、「市場調査会社イプソスが25年に行った調査によると、東南アジア諸国の回答者の80%以上がAIについて将来自分たちの生活を大きく変えることになると回答した。
その上で、「同調査からは日本の特殊な状況も明らかになった」と言及。「日本の回答者の46%がAIを使用したサービスや製品に興味津々だと回答しているが、米ピュー研究所の調査では、日本の回答者の28%がAIに対して憂慮していることが示されている。同様の回答はインドでは19%、韓国では16%だった一方、米国では約半分が憂慮していると回答した」と紹介した。
記事は、「アジア人(もしくは非欧米圏の人々)と欧米人のAIへの見解には明らかな差異が存在しているようだ。アジア人はなぜ欧米人よりもAIに熱心なのか?」と疑問を提示し、その理由を三つ挙げた。
一つ目は「アジアでは潜在的な悪影響よりも国民の生活を改善するポジティブな影響が大きかった点」で、「AIは教育や行政、専門サービスの水準が平均以下の地域で重要な作用を発揮する。例えばインドの多くの村では教師不足などの理由から素質もバラバラな多くの生徒を教師一人で全て指導しなければならない状況にある。AIを活用することで、生徒それぞれの素質に合った指導が可能になる」と述べた。
二つ目は「AIを含めた科学技術の進歩こそ国家発展とより良い未来をつくる鍵だと考えるアジア人が多いから」で、特に中国でこの傾向が強いと指摘した。
三つ目は「アジアの伝統的な哲学と欧米諸国の宗教に由来する考え方の違い」で、「欧米諸国の伝統的な宗教では人類を神の創造物(動物や植物、道具など)の上に置く。この世界観から、人類の特殊性が人類の思考回路を真似た機械に脅かされ、AIやロボットを脅威や競争相手と見る人が多い。アジアではそうではない。AIにはデメリットを大きく超えるメリットがあり、制御可能で社会発展にも融合可能な、個人と国家それぞれに恩恵をもたらす技術になると考えているようだ」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之)











