2026年8月13日、中国メディア・観察者網は、タイで消息不明となっていた中国人女性がSNS上で無事帰国したと報告した件をめぐり、投稿の不自然な変更などから第三者によるアカウント操作の疑いが持ち上がっていると報じた。

記事によると、24歳の中国人女性・祁萌(チー・モン)さんが今月2日にマレーシアからバンコクに到着後、車での送迎を申し出た人物の車両に同乗したまま消息を絶った。

10日には友人がネット上で救助を求め、11日に在タイ中国大使館が家族からの支援要請を受けて対応を開始した。

そして、12日になって祁萌さんのSNSアカウントが更新され、スマートフォンの紛失を理由とする帰国報告と北京首都国際空港での自撮り写真が投稿された。

しかし、SNSの投稿文に何度も変更が加えられた痕跡や、名前表記の変更、コメントの削除といった不自然な挙動が見られることから、ネット上では第三者によるアカウント操作の疑いや、祁萌が事件に巻き込まれたままなのではないかとの声が寄せられた。

ネット上で疑問の声が高まる中、同日夕方には知人であるインフルエンサーの張牙牙(ジャン・ヤーヤー)さんが、祁萌さんとのビデオ通話画面のスクリーンショットを公開し、今後改めて状況を説明すると予告した。憶測を打ち消すための書き込みだったようだが、ネット上ではなおも疑いや心配の声がくすぶっているという。

また、最初に救助を呼びかけた友人の投稿IPアドレスがカンボジアを示していた上、身代金を要求する連絡がないにもかかわらず身代金支払いの意思を表明していたこと、渡航計画に不明点が多く裏付けとなる証拠が提示されていないことも、世間の不信感を強める要因となっているようだ。

記事は、本件が2023年に知人に誘い出されて被害に遭ったインフルエンサーの「アテナ事件」と酷似していることに言及。祁萌さんが知人関係や旅先での善意につけ込んだ事件に巻き込まれた可能性を示唆した。(編集・翻訳/川尻)

編集部おすすめ