2026年8月11日、韓国・中央日報によると、東京から大阪まで約9時間かけて走る新幹線の特別列車「東海道ルミエールエクスプレス」が日本で大きな注目を集めている。

一般的な東海道新幹線「のぞみ」なら東京―新大阪間を最短で2時間20分で結ぶところ、この特別列車は約8時間59分かけて走行する。

ところが、販売された502席はわずか2日で完売した。

人気の理由は「移動」と「宿泊」を一つにまとめた点にある。列車は東京駅を午後10時に出発し、翌朝6時59分に新大阪駅へ到着する。通常の新大阪行き最終列車より36分遅く出発する一方、翌朝の始発列車より1時間以上早く到着するため、東京で夜遅くまで遊んだ後、そのまま大阪へ移動できる。

特に宿泊費の高騰が続く中、ホテルに泊まらず列車内で一晩を過ごせることが大きな魅力となった。列車は深夜0時前に岐阜羽島駅へ到着し、翌朝6時20分ごろまで約6時間半停車する。乗客は通常の新幹線座席を倒して睡眠を取るスタイルで、寝台列車のようなベッドが用意されているわけではない。

それでも、東京―新大阪間の料金は普通車指定席が1万5000円、グリーン車が2万円。通常の新幹線とほぼ同じ水準だった。

東京ディズニーリゾートで夜まで過ごした後に乗車した33歳の女性は、「最終列車を心配せず、閉園直前の花火まで楽しめた」と話した。また、ライブやイベントを終えて大阪方面へ帰る人や、家族連れ、旅行帰りの乗客なども多く利用した。鉄道ファンだけを狙った商品ではなく、「夜まで東京で遊びたいが、ホテル代は節約したい」という一般旅行客の需要を取り込んだ形だ。

韓国のネットユーザーからは「これは意外と合理的だ」「ホテル代まで考えればかなりお得」「東京で夜まで遊んで、そのまま大阪へ行けるのは便利」「速さより時間帯に価値があるという発想が面白い」「一度は乗ってみたい」といった肯定的な反応が寄せられた。

一方で、「普通の座席で6時間以上寝るのはかなり大変そう」「9時間かかるなら飛行機や通常の新幹線を選ぶ」「翌朝から観光するなら睡眠不足になりそう」といった声も見られた。

JR東海側は今回の運行が好評だったことを受け、2回目の運行についても前向きに検討する方針を示している。「速いほど良い」という従来の新幹線の価値観とは逆に、宿泊費の節約と旅行時間の有効活用を組み合わせた今回の列車。日本の高い交通費や宿泊費を背景に、あえて「遅さ」に価値を見いだす新しい旅行スタイルとして注目されている。(翻訳・編集/樋口)

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