中国・広東省深セン市の深セン宝安国際空港で離陸直前の飛行機に雷が落ちた。中国メディアの紅星新聞が伝えた。
記事によると、事故があったのは8日、深セン発の中国南方航空CZ3209便。乗客によると、同機は離陸のために駐機場を離れて滑走していたところ、突然、落雷に見舞われた。数分後に機内アナウンスで点検のため駐機場に戻るとの案内があった。当初は午後4時30分の離陸を予定していたが、このトラブルにより午後8時40分にずれ込んだ。
中国南方航空の関係者は「滑走中に機体が落雷に遭ったとみられ、安全確認のため駐機場に引き返す判断をした」と説明。整備担当者が点検した結果、機体の胴体下面と主翼の昇降舵部分で、20カ所余りの「落雷痕」が確認されたという。中国南方航空は安全面と乗客への配慮から機体を同型のものに変更して運航した。
関係者は「機体の外側が導電性のアルミニウム合金でできているため、雷が落ちても電流は機体の外側に沿って流れるだけで、客室内部には入り込まない」と説明。旅客機は、製造・出荷前に落雷に対する飛行試験を受けることが義務付けられており、機内の重要な電子機器にも雷から保護するための防護設計が施されているとして、「乗客の皆さまには安心していただきたい」と呼びかけた。
中国のネットユーザーからは「滑走中に落雷とは珍しい」「離陸前で良かった。飛行中だったらどうなっていたことか」「飛行機には避雷設備があるから大丈夫だけどね」「航空機の安全は本当に無数の細かな取り組みの上に成り立っている」「落雷を受けたらたとえ見た目に問題がなくても絶対にすべて点検しないといけない」「南方航空の対応は正しい。安全第一」といったコメントが寄せられている。











