前日の好地合いを継ぐ流れ。中東不安の後退や、米株高が好感されている。米イラン情勢を巡っては、ベッセント米財務長官が米テレビに4日出演し、ホルムズ海峡の解放に向けたイランとの合意は早ければきょう(4日)、もしくはあすにも成立する可能性があると発言した。また、昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが1.7%高と4日続伸し、前日に続き史上最高値を更新。人工知能(AI)や半導体産業の巨額投資を巡る不安が薄れる中、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6.6%高と急伸した。
一方、朝方に公表された民間集計による7月の中国サービス業PMIは50.4と、市場予想(53.7)以上に、前月実績(54.1)から低下している。指数は弱含む場面がみられたものの、徐々に上げ幅を拡大した。当局は景気を押し上げるため、追加の経済対策を急ぐとの見方も広がっている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの上げが目立つ。計算資源レンタル事業主力の江蘇利通電子(603629/SH)や電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が9.4%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が8.3%高、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)が8.2%高、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が7.9%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の中微半導体設備上海(AMEC:688012/SH)が12.7%高。3日引け後に「中間決算の純利益が前年同期比282.5~310.8%増の27億~29億人民元(約630億~675億円)に拡大する」との見通しを示したことが改めて評価されている。
産金・非鉄株も高い。中金黄金(600489/SH)が8.9%、赤峰黄金(600988/SH)が8.2%、山東黄金(600547/SH)が6.9%、廈門タングステン業(600549/SH)が8.8%、洛陽モリブデン(603993/SH)が6.7%、江西銅業(600362/SH)が6.0%ずつ上昇した。不動産株、医薬株、自動車株、インフラ関連株、建設・化学素材株、インフラ関連株、空運株、保険・証券株なども買われている。
半面、銀行株はさえない。中国農業銀行(601288/SH)が2.0%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.8%安、中国銀行(601988/SH)が1.5%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.4%安とそろって4日続落した。7~9月期に金融緩和が打ち出されるとの見方が広がる中、利ザヤ縮小の警戒感が広がっている。7月30日に開催された中国共産党中央政治局の月例会議では、これまでの財政・金融政策の効果を高める考えが示された。そのほか、エネルギー株、消費株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.20ポイント(0.43%)高の281.22ポイント、深センB株指数が0.65ポイント(0.06%)高の1167.74ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











