売り一巡後に買い戻しが進む流れ。前日までに公表された中国の7月経済統計が弱い内容となる中、景気対策への期待感が強まっている。市場関係者の間では、第3四半期(7~9月)内に預金準備率が引き下げられるとの観測も一部で浮上した。
一方、中東情勢は引き続き懸念材料。戦闘終結に向けた米国とイランの「覚書」が60日間の期限(8月17日)を過ぎる中、ホルムズ海峡の正常化が遠のくと危惧されている。原油相場の上昇も続き、経済の下押し要因になると懸念された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、薬明生物技術(2269/HK)が5.2%高と大きく上昇。このほか、きょう18日に決算発表を控えた小米集団(1810/HK)が1.2%高、百度(9888/HK)が0.8%高で取引を終えた。うち小米の第2四半期(4~6月)決算については、前年同期比で減収減益が予想されているものの、前四半期比ではやや改善が見込まれている。
また、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.7%値を上げた。阿里巴巴も20日の決算発表を前に業績期待が高まっている。さらに、傘下のゲーム開発会社を投資会社に売却することで合意したと報じられており、人工知能(AI)・クラウド事業に資金と経営資源を集中する動きが好感された。
セクター別では、医薬品が好調。中でも製薬会社から医薬品の研究・開発や製造を請け負うCRO・CRDMO関連に買いが集まった。薬明生物技術のほか、金斯瑞生物科技(1548/HK)が8.4%高、薬明合聯生物技術(2268/HK)が7.5%高、康龍化成北京(3759/HK)が6.0%高で引けた。金斯瑞生物科技の好決算を受け、セクター全体に連想買いが広がった格好だ。
半面、半導体は安い。上海天数智芯半導体(9903/HK)が6.8%安、瀾起科技(6809/HK)が6.5%安、蘇州納芯微電子(2676/HK)が5.6%下落した。そのほか、大規模言語モデル(LLM)の北京智譜華章科技(2513/HK)が13.3%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が4.5%安。ハンセン科技(テック)指数は0.9%安と他の指数をアンダーパフォームした。
本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.19%高の3990.30ポイントで取引を終了した。通信が安い。素材、不動産、軍需産業、医薬、保険・証券なども売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











