チェルシーは所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの獲得に関心を持つクラブに対し、オファーを提示する期限を設定したようだ。12日、イギリスメディア『BBC』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。


 現在25歳のE・フェルナンデスは、FIFAワールドカップカタール2022で36年ぶり3度目となるアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手賞に選出。この活躍もあり、2023年1月にベンフィカからチェルシーに当時の英国史上最高額となる1億2100万ユーロ(約222億円)もの移籍金で加入し、現行契約は2032年6月30日までとなる長期契約を締結している。

 しかし、今年3月にレアル・マドリードへの移籍の可能性を口にしたことで、クラブから2試合の出場停止処分も下されていたE・フェルナンデスは、今夏の去就が不透明となっており、代理人を務めるハビエル・パストーレ氏は同選手が不当に低い報酬しか受け取っておらず、退団を望んでいることを公言していた。

 それでも、FIFAワールドカップ2026開催期間中にレアル・マドリードはE・フェルナンデス獲得に動く意図はないことを明言する声明を発表しており、現時点で移籍の可能性が浮上しているのは、昨季途中までチェルシーを率いたエンツォ・マレスカ監督が就任したマンチェスター・シティのみとなっている。

 そうしたなか、今回の報道によると、移籍期限終了間際での売却に応じるつもりはないことが予想されていたチェルシーは、すでに取引を成立させるための期間として60日間の猶予を与えてきたことから、シーズン開幕前に去就を巡る不透明な状況を解消するためにE・フェルナンデスに対するオファーの期限を、14日(金)17時(日本時間15日1時)までに設定したという。

 なお、1億2000万ポンド(約258億円)の要求額をチェルシーは譲らない姿勢を貫いており、ここ数日間にわたってE・フェルナンデスの代理人と接触中のマンチェスター・シティは、同選手を獲得するためには、この金額でのオファーを期限内に提出する必要性があるようだ。

 チェルシーとしては休暇を終えてチームに合流したE・フェルナンデスの売却を望んでいるわけではなく、シャビ・アロンソ新監督の下で主力選手としてプレーを続けさせる用意があることを明確にしているようだが、果たしてマンチェスター・シティは今夏に1億1600万ポンド(約249億円)の移籍金で獲得したイングランド代表MFエリオット・アンダーソンを超える移籍金額のオファーをチェルシーに提示するのだろうか。
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