移籍市場最終日にチェルシー、エヴァートン、モナコの3クラブ間で2選手の移籍が突如破談となったようだ。2日、イギリスメディア『BBC』やスポーツ専門メディア『アスレティック』が伝えている。


 現地時間9月1日の移籍市場最終日、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがプレミアリーグ史上最高額に並ぶ1億2500万ポンド(約269億円)でマンチェスター・シティへ完全移籍。クラブ間合意が成立した後、チェルシーは中盤の補強に動き、セネガル代表MFラミン・カマラを獲得することでモナコと合意に達した。移籍金は4700万ポンド(約101億円)。メディカルチェックを経て、2032年6月末までの6年契約が締結される予定だった。

 ところが、移籍市場の閉鎖直前になって事態は急展開。なんと、モナコがチェルシーとの合意を反故にし、カマラの移籍関連書類への署名を拒否。土壇場で中盤補強の可能性が絶たれたチェルシーにはE・フェルナンデスのマンンチェスター・シティ移籍を白紙に戻す選択肢もあったが、クラブ間での合意を尊重し、取引を完了させたという。

 モナコの突然の方針転換には理由があった。同クラブはアメリカ代表FWフォラリン・バログンを4000万ポンド(約86億円)で売却することでエヴァートンと合意。しかし、マージーサイドで行われたメディカルチェックで問題が発生し、取引成立への疑念が生じると、モナコは異なる選手の売却を検討することに。ここでカマラの名前が挙がり、チェルシーと4700万ポンド(約101億円)の移籍金で合意に達した。つまり、モナコとチェルシーがカマラの移籍合意に至った背景には、バログンのエヴァートン移籍に暗雲が立ち込めたという事情があったのだ。

 
 しかし、エヴァートンはバログン獲得を諦めず、モナコとの再交渉を開始。この時点で、1選手のみの売却を希望していたモナコはカマラを残留させることを決断し、チェルシーとの合意を反故にしたという。

 なお、バログンはディールシート(移籍に関する暫定合意書)が提出された後に心変わりし、土壇場でエヴァートン移籍を見送ることに。結果的にはカマラもバログンもモナコに残留する形となった。
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