◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽準々決勝 慶応5x―4立花学園=延長10回タイブレーク=(21日・横浜)

 優勝候補の一角に挙げられている慶応が立花学園との激闘を制し、3年ぶりの4強入りを決めた。24日の準決勝では、県内37連勝中の横浜と対戦する。

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 横浜と慶応が夏に激突するのは、横浜スタジアムで行われた2023年の神奈川大会決勝以来、3年ぶりだ。

 その試合。横浜が2点リードの9回無死一塁。“事件”は起きた。

 遊撃手の緒方漣(現国学院大)は二ゴロを4-6-3と一塁へ転送し、タイミングは二塁封殺と思われた。しかし二塁塁審は、緒方がベースを踏んでいなかったとジャッジ。“微妙判定”でオールセーフとなり、記録は遊撃失策となった。

 横浜ベンチはジャッジの説明を聞くために選手を二塁塁審のもとに送ったが、判定が覆ることはなかった。

 その後、慶応の渡辺千之亮(現慶大)が左越え3ランを放ち、逆転。横浜は負けた。緒方は試合後、大粒の涙を流した。

 その夏、慶応は甲子園で快進撃。

決勝では仙台育英を撃破し、107年ぶりの日本一に輝いた。

 緒方はその秋に台湾で行われたU‐18ワールドカップで、侍ジャパン高校日本代表の一員として世界一に貢献。MVPに選出された。現在も東都大学野球リーグを代表する内野手として活躍している。

 高校野球ファンにとっては、同じハマスタで「あの夏」にどうしても思いを致してしまう、注目のマッチアップ。横浜はリベンジなるか。慶応は横浜の県内37連勝を止められるか。熱戦に期待したい。

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