◆第76回キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス・英G1(日本時間7月25日、アスコット競馬場・芝2390メートル)

 イギリスの伝統のG1に日本馬2頭が参戦したが、25年天皇賞・秋の覇者マスカレードボール(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)はスタートで後手を踏み7着に終わった。天皇賞・春で鼻差2着のヴェルテンベルク(牡6歳、栗東・宮本博厩舎、父キタサンブラック)は9着。

日本馬7度目の挑戦も、悲願達成は持ち越しとなった。勝ったのは地元・英国のカルパナ(牝5、Cキーン騎手)で勝ちタイムは2分27秒72(良)。

 1969年のシリウスシンボリの初参戦から半世紀あまりで、これまでの日本馬の最高成績は06年ハーツクライの3着。今年は25年ジャパンカップを制したカランダガンや、愛ダービー王者のベンヴェヌートチェッリーニなど豪華メンバーがそろったが、やはり欧州の壁は厚かった。

 現役日本馬最高のレーティング128(25年ロンジンワールドベストレースホースランキング)のマスカレードボール、無類のスタミナを誇るヴェルテンベルクをもってしても、その牙城を崩すことはできなかった。

 ルメール騎手(マスカレードボール=7着)「スタートが上手でなかった。後ろになって悪いポジションではなかったが、前のペースが速くなかった。坂まで一生懸命過ぎたので、休憩が必要だった。最後はギアアップが残念ながらできなかった。いい結果を出せず申し訳ないです」

 手塚貴久調教師(マスカレードボール=7着)「思いの外スローだった。下りで少し(ハミを)かんだのがもったいなかった。最後はバテてしまった」

 宮本博調教師(ヴェルテンベルク=9着)「甘くはなかった。

マーフィー騎手は『脚がなくなったので最後は無理しなかった』と言っていた。この結果を真摯(しんし)に受け止めたいと思います」

 【キングジョージに挑戦した日本調教馬】

1969年 スピードシンボリ  5着(野平祐二騎手)

1985年 シリウスシンボリ  8着(岡部幸雄騎手)

2000年 エアシャカール   5着(武豊騎手)

2006年 ハーツクライ    3着(Cルメール騎手)

2012年 ディープブリランテ 8着(岩田康誠騎手)

2019年 シュヴァルグラン  6着(Oマーフィー騎手)

2026年 マスカレードボール 7着(Cルメール騎手)

      ヴェルテンベルク  9着(Oマーフィー騎手)

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