◆第108回全国高校野球選手権埼玉大会▽決勝 花咲徳栄7―3浦和学院(26日・県営大宮)

 両軍合わせて21安打の乱打戦となったが、打ち負けた。浦和学院ナインは敗戦が決まると、グラウンドにうずくまり泣きじゃくった。

ベンチに戻ると、森大監督が選手を集めた。

 「次がある。この悔しい思いを次に生かすんだよ。勝てなかったことに後悔するな。次の野球人生に生かすんだよ。ここは通過点。みんな頑張ったよ。誇りに思うよ。立派だったよ」

 選手の目から止めどなく流れる涙を見て、指揮官は気丈に振る舞った。

 3回に先制しながらも、4、6回の得点機を生かせずじわじわと流れは相手に傾いた。「中盤で追加点を取りきれなかったところがポイント。後半、バッテリーを代えて、粘り切れなかった。

そこが徳栄さんとの違い」と敗因を説明。それでも、3点を追う8回に2点を奪い、意地は示した。

 プロ注目の内藤蒼捕手(3年)は4打数1安打。6回と8回の得点機で凡退し、「甲子園に行けなくて、個人的にも注目されているなかで結果を出せなかったのは悔しい」。責任感が言葉ににじんだ。今後の進路については「プロ一本」を明言した。憧れの捕手はタイプが「似ている」と強肩が売りの巨人・山瀬を挙げ、「プロに行けたら経験を積んで信頼を得られる選手になりたい」と決意を新たにした。

 「負けてしまったことは仕方がない。勝たせられなかった仲間の分もプロに行ってみんなに恩返ししたい」と涙を拭った内藤。次なるステージでさらに成長した姿を見せる。

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