J1千葉は2026~27シーズン、17年ぶりの本格的なJ1リーグに挑む。スポーツ報知では複数のテーマから今季のチームを展望する。

第2回は、新加入選手の特徴と起用ポイント。

 今夏の移籍市場ではFWエリソン、DFホール、FWホシャ、FW矢村、MFインディオ、DF飯田(5日時点)を獲得した。

 FWエリソンは、ちばぎん杯で鮮烈なデビューを飾った。川崎時代に見せていたような、相手にとって脅威となる個の力を発揮し、攻撃をけん引。1人で得点を奪い切る能力も兼ね備え、小林慶行監督は「一番前に新しい仲間が加わってくれて、彼がいるだけで相手はどうしても1対1にできない状況にはなっている」と、その存在感を高く評価した。

 DFホールも、オーストラリア1部の強豪クラブで2年連続ほぼフル出場した実績に違わぬプレーを披露。センターバックの右と中央で安定感を見せた。4日の練習では、小林監督と熱心にコミュニケーションを取る姿も印象的で、エリソンとともに今季の主軸として期待がかかる。

 キャンプから合流したFWホシャは、コンディションと戦術理解をさらに高めている段階。「暑さ面ではストレスを感じていない」と話し、日本の気候への順応にも問題はない様子だ。「体の強さももちろんのこと、シュート、最後の決定力の部分も自分の強さ」と自信をのぞかせ、ポーランド1部で24―25シーズンに17試合11得点を記録した決定力の発揮が期待される。

 合流して間もないFW矢村は前所属の藤枝でキャンプに参加していたため、コンディション面は「ネガティブな要素はない」と語り、あとは戦術理解を深めるのみ。

新潟時代の2025年には、J1初挑戦ながら8月の移籍までにリーグ戦4得点をマークした実績を持ち、「泥臭く点を積み重ねていくことが僕のスタイル」と意気込んだ。

 DF飯田もあとは戦術面への適応のみ。足元の技術と高い戦術理解を兼ね備えた右サイドバックは、「ボールを持ちたい選手」とビルドアップへの自信を口にした。一方で、水戸では「我慢強く戦う守備が磨かれた」と守備面の成長も実感。「相手の嫌なこととか、チームにとって必要なことをしっかり感じながらプレーできれば」と意気込み、「3バックでは左右のセンターバックとウイングバックもできる」とユーティリティー性もアピールした。

 注目のボランチ、MFインディオもすでに全体練習に合流。身長183センチの恵まれた体格に加え、厚い胸板や太い腕など高いフィジカル能力を備え、Jリーグでも優位性を発揮できそうだ。ゲームコントロールと攻撃参加は「両方得意」と話し、「自分は常にボールに関わるプレーヤー。守備ではしっかり守って、できることであればエリア内に侵入してゴールを決めたい」と力を込めた。

 新加入全員がすでに全体練習に合流し、コンディションを上げている。それぞれが際立った個性を持つ新戦力が、千葉にどれだけ多くの勝利をもたらすのか。新たな戦力の融合が、17年ぶりのJ1での戦いを左右する。

(綾部 健真)

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