◆第108回全国高校野球選手権大会第3日▽1回戦 東海大甲府5―2鶴岡東(7日・甲子園

 東海大甲府(山梨)は鶴岡東(山形)を下し、11年ぶりの初戦突破。元巨人、楽天の仲沢広基監督(39)は、甲子園初采配で初勝利を挙げた。

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 11年ぶりに聖地に響いた校歌をかみ締めた。東海大甲府は初回に3点を奪って主導権を握り、2投手の継投で鶴岡打線の反撃を2点に封じた。24年から指揮を執る元巨人、楽天内野手の仲沢監督は、甲子園初采配で初勝利を挙げた。「なんとか甲子園で校歌を歌いたい気持ちが強かった。ホッとした」と胸をなで下ろした。

 勝利の裏には、2人の名将から学んだ姿勢があった。巨人時代は原辰徳監督(68)、楽天時代は星野仙一監督(享年70)に指導を受けた。「原監督は常に前向きな姿勢を作ってくれて、選手が引っ張られていた。星野監督はどんな展開でも最後の最後まで戦う姿勢を崩さない人だった」。指導者となった今、その原&星野イズムが礎だ。

 1点差に迫られて迎えた5回。ベンチから絶えず「もう1点だ!」と声を飛ばしてナインを鼓舞した。

原監督と星野監督の姿勢を体現。死球と犠打などで1死一、三塁から伊沢拓真の左前適時打で突き放した。この日3安打猛打賞の田中楓真主将も「『まだまだ全然足りない!』『絶対このまま終わるな!』と強い言葉をいただいた。気合が入った」と感謝した。

 目指すは、自身が04年に打ち立てた同校最高成績の4強超え。「1回リセットして、次の試合に臨みたい」と指揮官。名将に受けた薫陶を胸に、聖地を駆け上がる。(今井 隆太郎)

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