スポーツ報知では、今夏も球児たちの戦いのサイドストーリーを「熱闘ウラ」と題してお届けします。

 49代表校の球児たちと同じように、自身の行動で聖地への切符をつかんだ女性がいる。

開会式で先導役を務めた三田(東東京)の山田優菜マネジャー(3年)。昨夏、部員ゼロの状況から部員確保への尽力が評価されて大役を任され「緊張したけど、すごく歩いていて楽しかった」。堂々と甲子園の土を踏みしめた。

 幼い頃から野球好きで、高校野球のマネジャーになった。部員がゼロとなっても「ここで諦めるわけにはいかない」とSNSで部の魅力を発信。河川敷の野球場や中学校を訪ねて名刺を配った。炎天下を何時間も歩く日もあったが「最後までやり切りたい」とくじけなかった。努力が実って今春4人の部員が加入し、夏は連合チームで東東京大会に出場。児島諒監督(33)は「この1年間『ドラマを起こそう』と話してきましたが、グラウンドで引退したい、という願いが甲子園でかなうなんて信じられない」と語った。

 こんな未来を想像できなかったであろう昨夏の自分に「頑張ったら報われるよと言いたい」と山田さん。唯一無二の高校野球をやり切った今、思うことがある。「野球の神様はいるんだなって」(小島 和之)

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