◇明治安田J2リーグ第1節 磐田1―1秋田(8日・ヤマハ)

 J1昇格に向けた勝負のシーズンが開幕。秋葉忠宏新監督(50)を迎えたジュビロ磐田は秋田と1―1で引き分けた。

 磐田サポーターが待ち望んでいたゴールが、前半開始直後に決まった。秋田DF陣のパスが乱れ、岡山から今季新加入したFW太田龍之介(24)が奪って無人のゴールへ流し込む。練習試合で結果を重ね、「プロ入り後で1番調子がいい」と話し、初めて開幕スタメンをつかんだ長身ストライカーが、いきなりスタンドを沸かせた。

 その後もイレブンは球際で強く戦い、ゴールへの矢印を保ち、秋田相手に一歩も引かない。スタメンのうち6人を新加入選手が占めるフレッシュな布陣で攻め続けた。

 秋葉監督は「ジュビロは変わった、と思わせる試合をする」と話してきた。そんなチームへの期待は、数字にも表れている。6月6日の百年構想リーグ順位決定戦(対FC大阪)は観衆3485人。32位に沈んだことで、動員も低迷していた。しかし、この日は1万4901人。大声援が選手の背中を押し続けた。

 後半開始直後にはMF川合徳孟(19)のドリブル突破から、MF藤原健介主将(22)がポストをかすめるシュート。

勢いを見せた。

 後半16分にカウンターで失点。終了間際の太田や藤原のシュートは惜しくも枠外。勝ち点3は逃した。だが新しい形は見せた。スタジアムは熱い拍手に包まれた。(里見 祐司)

編集部おすすめ