◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(27)が14日(日本時間15日)、本拠地・ブルワーズ戦に先発。菅野智之(ロッキーズ)に並ぶ日本人トップで、自身のメジャー移籍後最多タイとなる12勝目をかけてマウンドに上がり、6回4安打1失点で勝利投手の権利を得て降板した。

9三振を奪い、防御率はリーグ5位の2・60。今季22試合目で17度目のクオリティースタート(6回以上自責3以下)となった。

 初回。1番ミッチェルは8球目の97・4マイル(約156・8キロ)直球で見逃し三振、2番チョウリオは7球目の外角カットボールで見逃し三振に斬った。3番バウアーズは四球で歩かせたが、4番ボーンはこの回最速の97・7マイル(約157・2キロ)直球で二ゴロ。ただ、初回だけで26球と球数を投げさせられた。この日、三塁寄りのネット裏では長らくドジャースのエースを務め、昨季限りで現役を引退したカーショーが家族と見守った。

 3回。山本は1死から9番オルティスに高いバウンドで三塁の頭を越える二塁打で初安打を許したが、ミッチェル、チョウリオを2者連続で3球三振。4回は1死からボーンを三塁マンシーの悪送球と嫌な形で塁に出したが、5番イエリチを三直、6番コントレラスを投ゴロと落ち着いていた。

 1点リードの5回。先頭の7番ララに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、8番ハミルトンには三塁前へ絶妙なバント安打を決められて無死一、三塁。

続くオルティスに右翼へ同点犠飛を許した。それでも、後続を断って最少失点で食い止め、5回まで3安打1失点8奪三振。その裏にパヘスに勝ち越しソロが飛び出していた。

 山本は6回。先頭バウアーズに中前打を打たれたが、盗塁死もあって結果的に3人でこの回の攻撃を封じた。2回以降、球数は12球、12球、19球、16球、12球で6回まで97球で投げ切った。

 ブルワーズ相手には昨年のリーグ優勝決定シリーズ第2戦で3安打1失点完投勝利。ポストシーズンでは日本人選手初の偉業を成し遂げた。レギュラーシーズンでも今年5月24日(同25日)の7回7安打1失点で勝利した。ただ、昨年7月7日(同8日)には1回持たず、2/3回を4安打5失点(自責3)でKOされており、油断できない強敵だった。

 今月17日に28歳の誕生日を迎える右腕は、この日が27歳の最終登板になる見込み。昨年のワールドシリーズMVPなど伝説を残した27歳の一年を貫禄の投球で飾った。

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