横浜(神奈川)の元監督で歴代5位タイの甲子園通算51勝を挙げた渡辺元智さんが17日に死去したことが分かった。81歳だった。

スポーツ報知の取材に関係者が明らかにした。

 プロ野球にも多くの名選手を輩出した渡辺元監督。愛甲、鈴木尚、多村、高橋健、松坂、後藤、成瀬、涌井、筒香、近藤、藤平ら多くの教え子たちがプロの世界でも羽ばたいている。

 1992年に入学して1年春からベンチ入りし、最終学年になった94年は春夏で甲子園に出場した元ソフトバンク、DeNAなどの多村仁志氏(49)は自身のインスタグラムで、渡辺元監督を追悼した。

 記された文章の中には、渡辺元監督、小倉元部長に声をかけ、プロ野球に進んだ横浜OBで食事会を開催するプランがあったことも明かし、準備も進んでいたとした。多村氏の全文は以下の通り。

 多村氏がインスタグラムに投稿した全文

 ニュースで知った方もいらっしゃると思いますが、恩師でもある横浜高校の監督でもあった渡辺元智先生がお亡くなりになりました。

実は今日、ゴルフの最中に訃報を知りました。

公表はすぐにはしないとのことだったため、周りにも本当のことを言えず、心の中では何とも言えない思いを抱えながらラウンドしていました。

つい最近、渡辺先生から電話をいただきました。

「今、温泉の帰りで電話してみたけど、多村の解説は分かりやすくて、よく勉強してるな!」

そう言って褒めていただいたことが、本当に嬉しかったです。

その時、足が悪く杖をついて生活していることや、「最近はグラウンドにもほとんど行けてないんだ」と話していました。

以前、横浜高校のプロ野球OBと渡辺先生、小倉さんを囲んでの食事会をして以来、皆で集まる機会がなかったので、「また皆さんで集まりませんか?」とお誘いすると、「いいね。皆にも会いたいからな」と。

その話を鈴木尚典先輩に伝え、筒香が現役選手たちにも声をかけてくれて、皆で集まる準備をしていた矢先でした。

本当に残念でなりません。

電話では時々お話しさせていただいていましたが、直接お顔を見たのはコロナ禍の2021年。

もっと頻繁に会っておけばよかった……。今はそんな後悔ばかりが込み上げてきます。

渡辺先生がいなかったら、今の私はありません。

「富士山に登る第一步、三笠山に登る第一歩、同じ一歩でも覚悟が違う、どこまで登るつもりか目標がその日その日を支配する」

渡辺先生(監督)の教え子たちに受け継がれている、大切な言葉です。

これからもこの言葉を胸に刻み、先生から教えていただいたことを忘れずに歩んでいきたいと思います。

渡辺先生、本当にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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