◆第108回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準々決勝 横浜6―0花巻東(18日・甲子園

 花巻東(岩手)が横浜(神奈川)に敗れ、2013年以来の4強入りはならなかった。高校通算34発を誇るプロ注目スラッガー・古城大翔主将(3年)は敗戦後、初戦前日に右足中足骨を骨折していたことを明かした。

 右足中足骨は4月の練習中に骨折した部位で、「初戦の前日に骨折していた部位が再発して、骨折している状態だった」と明かした。「ずっと痛いままのプレーだったけど、痛いとも言っていられないし、仲間には一切見せずに、必死に、声をかけながらプレーすることを徹底しよう」と主将の役割を全う。「そういう痛みよりも、負けた時の心の痛み、傷の方がすごく痛い」と敗退の痛みを受け止めた。

 巨人などで活躍した茂幸氏を父に持つ古城は1年夏から4番を任されており、今大会も全試合で4番を務めた。甲子園5季連続4番はNPB通算525本塁打のレジェンド・清原和博氏がPL学園(大阪)時代の1983年夏から85年夏にかけて達成して以来の快挙で、球史に名を残した。この試合も「4番・一塁」で先発し、最速157キロ右腕の横浜・織田翔希(3年)から木製バットで複数安打を放つ活躍を見せたが、チームは敗れて悲願の頂点には届かなかった。

 痛みを抱え、万全とは言えない状態で最後の夏が終わり、号泣した。「約850日しかない、期間限定のスポーツだと思ってるんで、最初はものすごく苦しかったですし、大変なことばかりだったんですけど、いま振り返ると、毎日が楽しかったですし、青春全てをこの高校野球に注いできた。最後の最後でやりきれたかなと思います」。土は持ち帰らず、光景を目に焼き付けて聖地を去った。

◆古城 大翔(ふるき・だいと)2008年6月4日、横浜市生まれ。18歳。

小1時に山田バッファローズで野球を始める。早渕中時代は都筑中央ボーイズでプレー。高校では1年春から背番号「17」でメンバー入り。甲子園では5季連続4番で先発。通算34本塁打。父は日本ハム、巨人で活躍し、今年はハヤテでヘッド兼野手総合コーチを務める茂幸氏。180センチ、94キロ。右投右打。50メートル走6秒4。遠投120メートル。

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