第108回全国高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝2試合が行われる。ベスト4の各校は19日、大阪市内などでそれぞれ調整した。

 天理の藤原忠理監督(60)は、36年ぶり3度目の決勝進出のキーマンに今大会2本塁打の4番・金本相有(さんゆ)主将(3年)を挙げた。福山(広島)との初戦、三重との準々決勝ともに先制ソロを放ってチームを勢い付けた。指揮官は「彼のひと振りで雰囲気が変わる」と期待を込めた。

 準決勝を戦う健大高崎は、4戦2失点と圧倒的な投手力で勝ち上がってきた。奈良・天理市内のグラウンドで約2時間、汗を流した金本は「相手バッテリーはボール球を投げてくる」と慎重な攻めを警戒しつつ、「甲子園で少しずつ打撃がよくなっている」と攻略へ手応えは十分だ。

 今大会初戦で夏50勝(単独4位)、春夏通算80勝(6位タイ)を達成した名門校だが「我々は挑戦者。先を見ずに一戦一戦」と指揮官。金本は「全員で一つになって戦う」というチームを先頭で引っ張り、まずは2度目の全国制覇を果たした90年以来の頂上決戦に駒を進める。(横尾 紗知)

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