健大高崎(群馬)が“挑戦者”として準決勝の天理(奈良)戦に挑む。19日は西宮市内のグラウンドでノックやフリー打撃など約2時間の練習を行った。

青柳博文監督(54)は「明日も継投だと思います」と描いているプランを明かし「守りを固めて少ないチャンスをものにしたい。チャレンジャー精神でやるのみです」と接戦を制する覚悟だ。

 初の夏4強入りを果たしたが、平らな道のりではなかった。昨秋の群馬大会は8強で敗退。石垣元気(ロッテ1位)らを擁した前世代と比較され、“谷間の世代”と評される屈辱も味わった。

 チームが変わった背景にあったのは「健闘心」の合言葉。石田雄星主将(3年)は「自分たちは弱いんだと自覚して、一つ一つのプレーを丁寧に、健大高崎の基本の野球をやる」と言葉に込めた意味を説明する。「全員で心を一つに戦う」集団へ変貌(へんぼう)を遂げた。指揮官も「すごく変わって本当にびっくりしている」と目を細める。一時の弱さを受け入れ成長したナインが、新たな歴史を切り開く。(渋谷 拓人)

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