◆秋季高校野球静岡県大会予選▽代表決定戦 静岡西6―5相良(23日、静岡・西ケ谷)

 県代表決定戦12試合が行われた。静岡西が相良を6―5で下し、25年ぶりに県切符をつかんだ。

1回1死から登板した望月友葵(ともき、1年)が8回2/3を1失点(自責0)と好投。7回には三塁打で出塁し、4番・河原崎創介(2年)の左犠飛で決勝のホームを踏み、2試合連続5点差逆転勝利のミラクルを呼び込んだ。静岡市立は関根煌介(2年)が公式戦初完封で静岡東を4―0で下し、3年連続の県出場を決めた。

 また静岡西が大逆転勝利だ。1回戦の藤枝西・川根戦に続き、2戦連続で5点差をひっくり返した。「きょうは4回に追加点されて、さすがに、やべえと思ったけど、よく粘ってくれた」と志田真佐和監督(46)がナインをたたえた。

 嫌なムードを止めたのが1年生の望月友だった。1回1死一、三塁から登板。肩慣らしもなく右翼からマウンドにあがって8回2/3を1失点と“ほぼ完投”。「なんとか、流れを代えてやろうと思った」。中盤に追いつくと、7回には1死から左中間へ三塁打を放って、続く4番の犠飛で決勝のホームに生還。最終回には2死満塁のピンチを作ったが、最後の打者を中飛に打ち取った。

 新チームは2年生4人に1年生10人の計14人。指揮官が「今年は県内最弱」というチームが一変した。初戦の逆転勝利が確かな自信になっているという。「公式戦で勝って練習の取り組み方がすごく変わった」と成長する選手たちを頼もしげに見つめる。

 2001年以来、四半世紀ぶりに秋の県大会に出場だ。決勝犠飛を放った4番の河原崎は「県でも挑戦者の気持ちで戦いたい」と、うなずく。「逆転の静西」の快進撃は、まだまだ終わらない。(塩沢 武士)

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