岡本和真内野手(30)が所属するブルージェイズのD・シース投手(30)が25日、カナダ・トロント市内のギャラリーで、自身の作品「イブ・オブ・トロント」(2026)の公開イベントに参加した。Tシャツ、バッグ等の関連グッズ販売も開始し、来場者と交流した。

 今季8勝5敗、リーグ2位の防御率2・37、同1位の209奪三振を誇る右腕のもう一つの素顔は、個性的な彩りとタッチが魅力の抽象画に取り組む“画家・シース”。ポスティング制度による岡本との契約締結に先立ち、昨年12月に7年総額2億1000ドル(約328億円=契約当時のレート)の大型契約を結ぶと、キャンプ中に同作品に着手。シュナイダー監督に進呈され、開幕当時は本拠地・ロジャーズセンターの監督室に飾られた。トロントへの愛を描いた同作品は市民にも知れ渡り、今回の企画が実現した。

 「30代をトロントで過ごすことに喜びを感じ、キャンプ中に2週間ほどで仕上げました。創作は私に幸福をもたらしてくれる。野球の世界は戦いで、アートの世界は癒やし。心のバランスを取ることができる。作品を皆さんと共有できて、本当にうれしいです」

 高校時代の選択教科は美術ではなく演劇を選んだというが、2022年オフに美術館に行ったことをきっかけにアクリル画を始めた。6月のオークションでは作品が1万6000ドル(約250万円)で競り落とされ、収益を球団の慈善団体「ジェイズ・ケア」に寄付。地域貢献にも役立っている。日頃からビンテージTシャツを愛用し、ファッションセンスにも定評があるシース。

夏休みの課外活動で来館した子どもたちと質疑応答を行うなど、マウンドとキャンバスでマルチな才能を発揮している。

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