◆第62回新潟記念・G3(8月30日、新潟競馬場・芝2000メートル)最終追い切り=8月26日、美浦トレセン

 初の2000メートルへの挑戦でも恐れることはない。3歳マイル王のロデオドライブ(牡3歳、美浦・辻哲英厩舎、父サートゥルナーリア)はキャリア5戦目にして初めてマイル以外のレースに出走。

距離延長克服をテーマに、辻調教師自ら折り合いを教え込んできた。

 最終追い切りは美浦・Wコースで3頭併せ。道中は6馬身前にヤマニンヘルシェ(3歳1勝クラス)を置き、2馬身後方からトレベルオール(5歳1勝クラス)を追走させる形。軽快なフットワークで進むと、直線では持ったままで5ハロン67秒5―12秒1をマークし、両馬と併入に持ち込んだ。またがったトレーナーは「前の馬をとらえる時の反応が良かったです」と手応えをつかんでいる。

 3か月半ぶりとなる実戦を見据え、7月31日に帰厩してからは、毎週の追い切り以外でも辻師自らが手綱を執ってきた。「(中間は)折り合いを重視して調教を積んできた。道中では我慢ができて、後ろの馬を待つ余裕があった」と、サートゥルナーリア産駒の精神面の成長を実感している。

 前走のNHKマイルCでは、4コーナー14番手から上がり最速の33秒3をマークしてG1初制覇を飾った。次なる舞台として選んだのが、年長のG1馬4頭が集結する“スーパーG3”。指揮官は「(年長馬と同斤量の)57キロ、(初の)古馬との対戦がどう出るか」と距離以外の課題にも言及し、まさに真価が問われる一戦だ。結果を出せば、今後の可能性は大きく広がる。

越後路から秋への飛躍をかけて、大事な始動戦を迎える。(高野 真之介)

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