◆米大リーグ ブルージェイズ7―0マリナーズ(30日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(30)が30日(日本時間31日)、本拠地・マリナーズ戦に「6番・三塁」でフル出場し、2試合ぶりの本塁打となる28号ソロを放ち、チームの3連勝に貢献した。3戦2発で、15戦連続出塁。

佳境を迎える新人王争い、ポストシーズン進出争いへ調子を上げてきた。先発したサイ・ヤング賞3度のM・シャーザー投手(42)は7回1安打無失点、10奪三振で3月以来の2勝目。通算奪三振を「3535」とし史上9位に浮上した。

 岡本のパワーがわずかに上回った。3点リードの6回1死。左腕・スパイアーの初球のスライダーを打球角度38度ではじき返すと、中堅手が目いっぱいに手を伸ばしてジャンプしたが、打球はグラブをかすめるようにしてフェンスを越えていった。2戦ぶりの28号ソロ。右手を突き上げると、日曜日で4万2039人が集まって満員の本拠地は大きく盛り上がった。

 8月は16日まで16戦連続本塁打なしと苦しんだ期間もあったが、徐々に調子を上げて最後は3戦2発。月間4発に終わったが、「月別で(記録を)見るというのはない。試合数も残り少ないですし、もう、1試合1試合頑張りたいなというだけです」。メジャー1年目、最後の1か月へ弾みをつけるアーチとなった。

 9月は大きな意味を持つ。個人としては新人王を争っている。ライバルの村上は11戦連続本塁打なしと足踏みし、本塁打は1本差。打点は20、打率は1分2厘上回っている。タイガースの遊撃手で打率2割7分6厘のマゴニグル、ガーディアンズで11勝、防御率2・46のメシックらのライバルも多いだけに今後の活躍次第だ。さらにチームは3連勝でワイルドカード出場圏内まで1・5ゲーム差。ガーディアンズ、オリオールズ、レンジャーズなどとの争いとなっている。

 チームは42歳のシャーザーが7回無失点、10奪三振の快投で3月以来の2勝目。史上9位に浮上する通算3535Kも達成してチームは加速し、好守もあった岡本も「一緒にプレーできていることが、ものすごく光栄なことだなと思います」。6月途中から10連敗だった日曜日に、快勝で2か月半ぶりの勝利。シュナイダー監督も「8月は17勝11敗。いい1か月だった。

9月はさらにいい月にしたい」と先を見据えた。岡本にとっても真価が問われる1か月となる。

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