「胸に銀メダル、魂には誇り」 アルゼンチン紙が敗戦のメッシら...の画像はこちら >>

今大会もW杯を盛り上げたアルゼンチン代表 photo/Getty Images

敗れた代表へ惜しみない賛辞

アルゼンチン代表は20日(日本時間)、スペイン代表とのワールドカップ決勝に延長戦の末0-1で敗れ、連覇を逃した。それでも母国では、準優勝に終わったチームを称える声が広がっている。

アルゼンチン紙『LOS ANDES』は、「胸に銀メダル、魂には誇り」と題したコラムを掲載し、リオネル・メッシら代表選手たちへ惜しみない賛辞を送った。

同紙は「ワールドカップ決勝で敗れることは胸が引き裂かれるような痛みだ」と悔しさを認めながらも、「感情が落ち着けば見えてくるものがある」と指摘。スペインが試合を支配し、自分たちのゲームプランを最後まで遂行したことを認め、「今日はシンプルに、より良いサッカーをした相手に敗れた」と潔く受け入れた。

記事では、アルゼンチン代表の精神力だけでは勝利をつかめない現代サッカーの厳しさにも言及。元バスケットボール男子アルゼンチン代表監督セルヒオ・エルナンデス氏が過去に発した「金メダルを失ったのではない。銀メダルを勝ち取ったのだ」という言葉を引用し、今回の準優勝も歴史的な成果だと強調している。

さらに、「本当の勇気とは、常に勝つことではなく、プロセスを積み重ねて最後まで戦い抜くことにある」とし、「この代表は失敗したのではない。忘れられない旅路を私たちに与えてくれた」と評価した。

そして最後は、「明日になれば、このチームが努力と品格、そして実力をもって私たちを代表してくれたことを実感するだろう。スペインはふさわしい王者であり、称賛されるべきだ」と締めくくっている。

決勝で世界一には届かなかったものの、母国メディアはメッシを中心としたアルゼンチン代表の戦いを誇り高いものとして受け止めている。今回の敗戦は、けっして彼らの築き上げてきた価値を色あせさせるものではない、というのが同紙のメッセージだった。

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