「何ができる?」夫を亡くした女性記者にメッシが差し伸べた手 ...の画像はこちら >>

メッシと、夫を亡くした女性記者の子どもたち 画像はInstagram@verobrunatiより

「メッシのおかげで私の人生は良くなった」

リオネル・メッシが、夫を亡くしたアルゼンチン人女性記者に差し伸べた手。その知られざるエピソードが、改めて注目を集めている。

アルゼンチン人ジャーナリストのベロニカ・ブルナティ氏は、メッシの代表引退を受けて自身のInstagramを更新。これまでメッシを取材してきた半生を振り返るとともに、2014年W杯で夫を亡くした際、メッシから受けた支援について明かした。

ブルナティ氏の夫、ホルヘ・「トポ」・ロペス氏は、2014年ブラジルW杯でアルゼンチン代表を取材していた際、交通事故に巻き込まれて命を落とした。

夫を失い、2人の子どもを抱えて途方に暮れていたブルナティ氏のもとに、メッシから声が掛かった。

メッシはブルナティ氏をバルセロナのジョアン・ガンペール・スポーツ・シティに招き、自ら出迎えた。そして彼女を抱きしめ、「あなたとアグス、ルシアのために、僕に何ができる?」と尋ねたという。

ブルナティ氏が驚いたのは、メッシが2人の子どもの名前まで覚えていたことだった。

突然の問い掛けに何を頼めばいいのか分からなかった彼女は、こう答えた。

「あなたがリオネル・メッシでいてくれること。私の子どもたちは、あなたを見ると幸せになる。2人はたくさん泣いている。ただ、もう一度笑っている姿を見たい」

しかし、メッシはそれだけでは納得しなかった。

「違うよ、何かほかにないの?」

さらにメッシは、もし仕事が見つからず生活が苦しくなった場合には、自分の父親に履歴書を送ってくれてもいいとまで伝えたという。

ブルナティ氏は、当時の自分がどれほど追い詰められていたのかをメッシには伝えていなかった。それでもメッシは彼女を気遣い続けた。

最終的にブルナティ氏がお願いしたのは、2人の子どもをメッシに会わせてもらうことだった。

「アグスとルシアをいつか受け入れてほしい。2人をこれ以上幸せにするものはない」

メッシはその願いを受け入れた。

ブルナティ氏は投稿の中で、「私の人生はメッシのおかげでより良くなった。トポの人生もそうだった。そして私の子どもたちの人生も」と記している。

そのうえで、「メッシは唯一無二の幸せ」と表現。「今日は彼の代表引退を受け入れなければならない」とつづり、長年取材してきたスターとの別れに複雑な思いをにじませた。

ピッチ上で数々の栄光を手にしてきたメッシ。しかし、ブルナティ氏が振り返ったのは、ゴールやタイトルではない。

最愛の夫を失った一人の女性と、その2人の子どもに向けて、メッシが見せた優しさだった。


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