レアルDFアセンシオ、性的動画拡散疑惑で無罪判決 長い沈黙を...の画像はこちら >>

レアルのラウール・アセンシオ photo/Getty Images

別件の飲酒運転では処分

レアル・マドリードのDFラウール・アセンシオが、未成年者が関係する性的動画の撮影・拡散に関与した疑いをめぐる裁判で無罪となった。英『BBC』が報じている。



事件は2023年6月、スペイン・グラン・カナリア島のビーチクラブで起きた親密な場面を記録した性的動画に関するもの。動画には当時16歳と18歳だった女性2人が関係しており、アセンシオはその記録・拡散への関与を疑われていた。

しかし、スペインの裁判所はアセンシオをこの事件について無罪とし、同選手に対する訴追は取り下げられた。

一方、レアル・マドリードの下部組織時代の元チームメイト3人については有罪判決が下され、1年間の執行猶予付き禁錮刑に加え、性的な「再教育」プログラムへの参加を命じられた。また、被害者に対する2年間の接近禁止、未成年者と関わる職業への3年間の就業禁止も科されている。

無罪判決を受け、アセンシオは声明を発表。「長い沈黙の期間を経て、そして常に信頼していた司法手続きを尊重した上で、私は無罪となったと言える」とコメントした。

さらに、「この数カ月間、私は困難な状況を経験した。司法が判断を下す前に、自分についての情報や意見が発信されるのを目にしなければならない時もあった」と振り返った。

その上で、報道機関の役割や報道・意見を表明する権利への理解を示しながらも、「あらゆるニュースの裏側には、その結果を背負って生きる一人の人間と家族がいることを忘れてはいけない」と訴えている。

アセンシオにとって一連の騒動は、これで終わりではない。別件では、8月16日にグラン・カナリア島で飲酒運転を行い、基準値の3倍を超えるアルコールが検出されたとして有罪判決を受けている。
この件では罰金に加え、8カ月間の運転免許停止処分を受け、レアル・マドリードもクラブ内で懲戒手続きを開始した。

この問題についてモウリーニョ監督も厳しい姿勢を示した。

「我々はみんなミスを犯す。だが、もちろん私はうれしくない」

モウリーニョ監督は、アセンシオが負傷後のリハビリに懸命に取り組み、練習場では「最初に到着し、最後に帰る」と評価する一方、ピッチ外での行動については別問題だと強調。

「レアル・マドリードの選手は24時間、週7日、12カ月、レアル・マドリードの選手だ。プロとしての仕事の外で何かをすれば、それもレアル・マドリードのことになる。クラブの、触れてはいけない威信を傷つけることになる」

アセンシオ自身も飲酒運転については責任を認め、「起きたことを深く後悔している。自分の責任を全面的に受け入れる」と謝罪。「この経験から学んだ。二度と起こらないことを明確にしている」と述べている。

性的動画をめぐる事件では無罪となった一方、飲酒運転では自ら非を認めたアセンシオ。23歳のDFは今後、ピッチ上でのプレイだけでなく、ピッチ外での振る舞いも含めて注目を集めることになりそうだ。

編集部おすすめ