「人間関係に悩んでいた」山崎怜奈、自分らしく生きられるようになった理由とは

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タレントやコメンテーター、そしてラジオパーソナリティなどでマルチな才能を発揮している山崎怜奈さんが、7月に新著の『すべては果てしない賭け』(角川春樹事務所)を発表した。初の書き下ろし作品となる本著には、幼少期からアイドル時代を経て、29歳に至るまでの日々や本音が描かれている。

今回は幼少期のエピソードや活躍を続けられる秘訣について伺いました。



本心を隠しながら過ごしていた幼少期



――山崎さんの著書を拝読し、幼少期からとても冷静で繊細な感性を持ち併せているような印象を感じました。



「周囲から自分はどう見られているのか?」とか、「もし友達に本音を言ってしまったら果たしてどう思われるだろうか?」など、周囲の視線を感じる中で、自分がどう振る舞うべきなのかをあれこれと考えてしまうような繊細で敏感な子供で、小学生の頃にはもう人間関係に悩んでいたりもしました。



――小学生時代の山崎さんはどのようなお子さんだったのでしょう?



小学生の頃は、どうすればクラスの中で目立たずにいられるかを考えながら過ごしていました。自分が思いを伝えたところで、解決に至るどころか、かえってイジメの標的になってしまう可能性もあると考えていたので、それが怖くて、自身の本心を隠しながら毎日を過ごしていました。



もし、周囲にイジメられている人がいても、「嫌だな……」と思いながらその様子を傍目に見ているような感じで、感じた思いを外に発信することはできませんでした。



――とはいえ、山崎さんは幼少期から子役として事務所に所属し、オーディションに臨まれていたそうですね。現場には元気でハキハキとしたお子さんが多いようなイメージがありますが……。



日常生活では引っ込み思案で、ずっと黙っていましたけど、オーディションの時には、周囲の子供たちと同じように、ハキハキと元気よくPRをするように心がけていました。相手から求められることに応えられるように、環境や場面に応じて使い分けることを意識していました。



――厳しい教育環境で育ったような印象も受けますが、反抗期のようなものはありませんでしたか?



私は一人っ子なので、もし自分が両親と話さなくなってしまったら、「私だけの問題だけではなく、きっと両親の関係にも影響するんだろうな……」と推測できてしまうところがあって。そういった(反抗期に荒れたりするような)ことはありませんでした。



両親から「勉強しなさい!」としつこく言われながら育ったものの、それ以外は特に「あれをやれ」、「これをやるな」と言われることもなく、読書やゲーム、絵画など、私が好きなものは好きなままで過ごさせてもらえて、やるべきこともやりたいことも、全力でやらせてくれたおかげかなと思います。



科学雑誌や推理小説が好きだった



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画像: 科学雑誌や推理小説が好きだった


――現在のご活躍にも通じる冷静な洞察力は、どのように身につけられたのでしょう?



子供の頃から「何かやってみたい」とか、「何か買いたい」と思った際には、両親に理論立てて理由を説明しなければなりませんでした。もし、自分の言葉で理由を説明できないことがわかったら、提案を引っ込めて理屈が通るまで考える。そういった環境にいたことも大きいのかなと思いますね。



――夏休みが終わったばかりですが、宿題はきちんと計画を立てて取り組むタイプでしたか?



宿題が終わっていないと両親にあれこれ言われてしまうので、なるべく早めに終わらせて、あとはひたすらゲームをしたり、好きな本を読んだりして過ごしていました。



――ちなみに子供の頃の山崎さんは、どのような本を読まれていたんですか?



残念ながら今は廃刊になってしまいましたけど、一番好きだったのは、科学漫画雑誌の『週刊!そーなんだ!』(ディアゴスティーニ・ジャパン)で、毎号楽しみに読んでいました。



例えば「電子レンジを使うとなぜ物が温まるのか?」や、「虹はどうして七色に見えるのか?」といった、日常生活の身近な謎をわかりやすく解説してくれる子供向けの漫画雑誌でしたが、不思議な現象について知識を深めることに関しては、今も変わらずに興味がありますね。



あとは、当時は小学生だったので理解するのが難しい部分はありましたけど、映画化で注目を集めていた東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』や、『予知夢』といった推理小説も時間をかけながらも読んでいました。



――残念ながら東野圭吾さんの訃報が伝えられ、山崎さんも思いをSNSで発信されていらっしゃいました。(※逝去が発表された翌日に取材を実施)



昨晩はその残念な一報のことが、ずっと頭の片隅にありました。みなさんと同じようにショックですし、もちろん寂しさもありますけど、8月に最新刊の『永遠の記憶』(文藝春秋)が発売されたので、色々な思いを感じながら作品を読み耽りたいなと思います。



少しずつ個性を認めてもらって、今がある



「人間関係に悩んでいた」山崎怜奈、自分らしく生きられるようになった理由とは
画像: (C)JUN.S

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――『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM)をはじめとするラジオパーソナリティとしてご活躍されていますが、『金つぶ』(BAY FM)への“代打出演”をきっかけに、活躍の場を広げていかれたとのことでした。著書には芸能界で生きる山崎さんの覚悟についても綴られていましたが、現在の活動をどのように捉えていますか?



元々は自分に自信がなく、すごく神経質で繊細なところがあり、時に他の人と比べて落ち込んでしまったり、ネガティブで攻撃的な言葉に胸を痛めたり、さまざまな辛い経験を乗り越えての今があります。



世の中にたくさんある面白いものに目を向けながら、自分が好きなものを発信していったことで個性として少しずつ認めてもらえるようになったのかなと思います。



応援の言葉を届けてくださるファンの皆さんや、私のことを理解してくれる方々との出会いは私自身にとってとても大きかったと思いますし、本当に恵まれた環境をいただけていることに感謝の思いでいっぱいです。



――多岐にわたるご活躍を見せていますが、仕事をこなす上で欠かさない習慣はありますか?



以前はきちんとしたルーティンを決めていたんですが、仕事を続けていくうちに守らなければいけないものが色々と出てくるようになり、次第に苦しくなってきてしまって。



細かく決めすぎてしまうと、仕事を楽しめなくなってしまうので、むしろ今はあまりこだわりを持たずに、自分が現場で感じたことを大切にしながら、柔軟な姿勢で仕事に臨むことを意識するようになりました。



――さまざまな場面で活躍を続けられていますが、その原動力はどこにあるのでしょう?



あとは日々コツコツと目の前にあるやるべきことを積み重ねていくみたいなところで、それをやってきた自分だから大丈夫っていう風に、こう勉強に対しても思えていた気がします。



目の前にある目標に向けてコツコツと努力を続け、「あれだけやったから大丈夫!」と自分に言い聞かせながら乗り越えた経験が、やがて自信になり、今に至るような気がします。



どうしても皆さんに見ていただかないと成り立たないようなお仕事ではあるので、私のことを気にかけてくださるファンの皆さんの存在が、ここまで活動を続けて来られたモチベーションになっていたことに改めて気付かされました。



温かい言葉を届けてくださる皆さんからは、いつも勇気をもらっていますし、ここまで歩み続けてきた中で、救われた部分も大きかったです。



――最後になりますが、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。



ありがたいことに、これまで4冊の書籍を出版してきましたが、今回は自身初めての全編書き下ろしで、十二万文字を超えました。私自身の幼い頃の記憶を辿りながら、29歳を迎えた現在までを思い出しながらペンを進めるのは、大変なこともたくさんありました。



これまで自分でも忘れかけていたような出来事に触れながら、身を削りながら書かせていただいたところもありますが、読者の皆さんから「当時の私が起こした行動の一つ一つに勇気をもらいました」と言ってもらえることが多いので、私としても本当に嬉しく思っています。今まさに何かの目標を叶えるために頑張っていたり、困難な局面に立たされていたりする方、そして自分の仕事に思いを持っている方をはじめとする多くの方に、一度手に取っていただけたらなと思います。



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すべては果てしない賭け 書籍情報



「人間関係に悩んでいた」山崎怜奈、自分らしく生きられるようになった理由とは
画像: すべては果てしない賭け 書籍情報


著者: 山崎怜奈 出版社: 角川春樹事務所 発売日: 2026年7月15日
ページ数: 256ページ 価格: 1,870円(税込)



取材:JUN.S

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