ブルージェイズの岡本 photo/Getty Images
「弱点を知っている」からこその進化
ブルージェイズの岡本和真が、圧巻の打撃を見せた。
現地9月5日のロイヤルズ戦に「5番・一塁」で先発した岡本は、5打数4安打、2打点をマーク。メジャーで自身初となる1試合4安打を記録し、チームの4-3の勝利に大きく貢献した。
この勝利でブルージェイズは72勝71敗。4月3日に4勝3敗として以来、実に約5カ月ぶりに勝率5割を上回った。
さらにア・リーグ最後のワイルドカード枠をめぐっては、ガーディアンズと72勝71敗で並んだ。今季の直接対決でブルージェイズが4勝2敗と勝ち越しているため、現在はブルージェイズがポストシーズン圏内に位置している。
そんな重要な局面で輝いたのが岡本だった。
この日の4安打には二塁打が2本含まれた。三塁線ぎりぎりを破る強烈な二塁打に加え、6回には右中間へシングルを放った。普段は左方向への強烈な打球が目立つ岡本にとって、右中間への一打は特に印象的だったという。
今季の岡本は、三振の多さと長打力が表裏一体となっている。すでに167三振を喫しており、ブルージェイズの球団記録にあと3つ。一方で本塁打は28本に達している。
「浮き沈みはありました。自分の弱点は分かっています。でも、苦手なボールを打てるように常に取り組んでいます」
岡本は通訳を通じてそう語った。
MLB公式サイト『MLB.com』は、岡本を単なる「補完的なパワーバット」ではなく、好調時には試合そのものを変えられる打者と評価している。
そして今、岡本の打撃はブルージェイズにとって非常に大きな意味を持つ。
チームは残り19試合。4月には大きく負け越していたブルージェイズが、ついに勝率5割を突破し、ワイルドカード争いの真っただ中まで浮上してきた。
「ここまで来たので、あとは勝って、ポストシーズンに行けることを願うだけです。そこだけを考えています。毎試合、全力を尽くしています」
岡本がそう語るように、ブルージェイズに残された時間は少ない。
だからこそ、メジャー1年目の岡本が見せたキャリア初の4安打は、単なる個人記録以上の価値を持つ。チームが5カ月ぶりに5割を超え、ポストシーズンを現実的に狙える位置まで戻ってきたタイミングで、岡本のバットが一段階上の姿を見せた。
今後19試合、岡本がブルージェイズのポストシーズン争いを左右する存在になる可能性は十分にある。
Back in front
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) September 6, 2026
A FOUR-hit game for Kaz! pic.twitter.com/Mynvloza2M

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