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ドイツが食にシンプルな理由は離乳食にあり? 日本と異なるドイツの食事観

2018年2月21日 08時00分 ライター情報:田中史一

ドイツの首都ベルリンは多文化都市だ。さまざまな国や文化を背景にした人が暮らしている。そのため街中を歩けばイタリア料理、中華料理をはじめ、ジョージア料理やイスラエル料理まで日本ではあまりなじみのない料理まで楽しめる。
そこでふと感じた。街には各国の料理があふれているのに、なぜ子どもの食事、特に市販の離乳食は典型的なドイツ料理が大半を占めるのか。店に並ぶ離乳食のメニューといえば、ジャガイモのクリームほうれん草和えやニンジンと野菜のオーブン焼き、ミルクがゆ(牛乳で柔らかく炊いた米にリンゴのコンポートやシナモンをのせたもの)などだ。


そもそも離乳食に積極的ではない


ドイツの離乳食に対する考え方は日本の考え方と大きく異なる。まずドイツでは、離乳食がさほど重要なものとして捉えられていない。母乳を主として、離乳食はあくまでもその補助的なものと考えられているのだ。

ベルリンの総合病院の産科に勤務する医師のヘブン・ゲブレギオーギッシュさんに聞いたところ、2014年に発表された研究結果では「母乳が子供のアレルギーの発症を抑える効果がある」ことが証明されたそうだ。そのため現在は、可能であれば母乳で育児をすることが一般的にドイツでは奨励されているという。ゲブレギオーギッシュさんの話では、病院での指導も最低6カ月は母乳を与え、その後は続けられるだけ授乳を続けるのが望ましいとのことだった。


離乳食に対して気負わないドイツ


親もそこまで離乳食にこだわっていない。乳幼児を持つ数名の母親たちに話を聞いてみると、以下のような答えが返ってきた。

まず、6カ月の娘を育てるエミリー。彼女は市販の離乳食には特別な思い入れを持っていない。「市販の離乳食なんて気にしたことなかった。買ったこともない。大人の食事を用意する時に野菜だけ取り分けて、それを柔らかくしたものをあげている。簡単よ」と自身の子どもの食事について教えてくれた。
1カ月の息子を持つアイーダも、「自分たちが食べているお皿から赤ちゃんが食べてもいいものをあげるのがいいと聞いた。そのやり方でいくつもり」と言い、市販の離乳食を息子に与える予定はないそうだ。

一方で、3歳と10カ月の子供の母親であるルーマニア人のスベトラナは離乳食派だ。「スーパーの離乳食売り場には随分とお世話になっている。ドイツ料理ばかりでつまらないとも思わないし、ドイツの離乳食は品質がいいから安心してあげられるし大助かりだ」と言う。

エミリーおよびアイーダとスベトラナは、市販の離乳食の使用頻度では真逆だ。しかし、どの人も離乳食に対して「子どもに手間暇かけた食事を用意しなければならない」「多様な料理を通せば子どもの食への関心が高まる。だから、いろいろなものを食べさせるべき」という考えは、それほど強く持っていない。

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ライター情報: 田中史一

ドイツ在住。最近の趣味はバジルの栽培。挿し芽でどんどん増えるので、窓辺が鉢だらけ。バジルソースができるほどの収穫がないのが残念。

URL:PRESSEIGREK

「ドイツが食にシンプルな理由は離乳食にあり? 日本と異なるドイツの食事観」のコメント一覧 6

  • 匿名さん 通報

    結局、離乳食のことばかりに終始している。そこから食文化に話を発展させるべきなのに、ネタが尽きたというかネタを用意できてなかった感じで食い足りない。

    9
  • 匿名さん 通報

    それと、ドイツとイギリスの食事はまずいという投稿もあるが、すべてがマズいわけではない。美味しいものもあるのは当然のこと。その人の狭い経験だけですべてを語るなって事。

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  • ぷう 通報

    世界の離乳食はどんなだろう?と興味を持っていたので、この記事を面白く読ませていただきました。ドイツでは、日本のような離乳食本はないのでしょうか?他の国の離乳食もご紹介いただけると嬉しいです。

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  • 匿名さん 通報

    ドイツとイギリスの食事は不味い。味覚が破壊されていると思った。特に野菜料理が不味い。子供のころから美味しい物を食べてきていないのか。あの気候では美味しい食材が作れない。

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  • 匿名さん 通報

    「工夫するのメンドクセ」「早く食べたい」真の理由はこれだけです

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