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日本で生まれたナポリタン、その起源を知っていますか?

2018年3月20日 11時00分 ライター情報:鈴木圭


明太子パスタや納豆パスタなど、日本で生まれたパスタ料理は数多くあるが、その元祖ともいえるのが「ナポリタン」だ。一部ではパスタにケチャップを入れるという調理方法が本場イタリア人の反感を買っているという噂もあるが、美味しいのだから仕方がない。自然界の摂理で例えるなら、強者だからこそ生き残っている料理だといえるだろう。

ところでご存知の人も多いと思うが、イタリアには「ナポリタン」というパスタ料理は存在せず、ましてや南イタリアの港町ナポリとは全く関係がない。一体どのような経緯で生まれた料理なのだろうか。そして、どうして「ナポリ」の名前を冠しているのだろうか。調べてみた。

GHQ占領時代に誕生したナポリタン


ナポリタンが生まれたのは第二次世界大戦が終わって間もない頃のこと。横浜のホテルニューグランドで2代目総料理長を務めていた入江茂忠氏が考案した料理とされている。

ホテルニューグランド2代目総料理長の入江茂忠氏


当時、ホテルニューグランドはGHQ将校の宿舎として接収されていた。将校たちは軍用食として大量のスパゲティとケチャップを持ち込んでおり、この2つを和えたものを昼食や夜食として好んで食べていたのだとか。このケチャップスパゲティは食糧事情が悪い中でも簡単に作れることもあり、やがて市民にも広まっていく。

しかし、スパゲティとケチャップを和えただけの料理はいかにも味気なく、栄養価も心もとない。入江氏はそのことが気になり、ホテルで提供できる料理にするべく改良を続けた。最終的に、ケチャップではなくトマトの粗切り、トマトホール、トマトペーストを使用し、ニンニクとタマネギ、ローリエとたっぷりのオリーブオイルを使った「スパゲッティ・ナポリタン」と呼ばれる一品を完成させたのだ。

ホテルニューグランド内の「ザ・カフェ」で提供されているナポリタン


元祖ナポリタンはケチャップを使用していない


このナポリタンの誕生経緯の中で気になるのは、元祖のナポリタンはケチャップを使用していないということだ。ナポリタンといえばケチャップ味と思い込んでいただけに、意外に感じる。本当に全く使用していないだろうか、ホテルニューグランドの広報担当者に聞いてみた。

「弊社のナポリタンは生のトマトと水煮のトマトを使用しております。一般的にイメージされる喫茶店メニューの味であるケチャップの使用は一切しておりません」

とのこと。ナポリタンを考案した入江氏も、ケチャップではホテルで提供する料理にふさわしくないと考え、ケチャップを使わないレシピを考案したのだという。ほかにも何かこだわりがあるのだろうか。

「弊社のスパゲティの麺は一度茹で上げてから一晩寝かせ、ご提供のオーダーごとに炒め、余分な水分を飛ばして調理しております。こうすることで、もちもちとした食感を楽しんでいただけるように工夫しております」

パスタといえば歯ごたえを楽しめるようアルデンテに茹であげるのが定石だが、茹で上げたあとに寝かせることで日本人が好むもちもちとした食感を生み出している。ソースだけでなく、麺も日本の洋食としてアレンジされているのだ。

コーヒーハウス「ザ・カフェ」。ナポリタンは現在もここで提供されている

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ライター情報: 鈴木圭

イタリア・ミラノ在住、フリーライター。海外生活や旅行に関する記事を書いて暮らしています。好きなことは、旅行先の市場でヘンな食べ物を探すこと。好きな言葉は「とりあえず食べてみよう」。

コメント 5

  • 匿名さん 通報

    ???「エドマエにだ~!エドマエにだ~!全部エドマエ起源にだ~!日本の全部をエドマエ起源にしてやるにだ~!元祖エドマエがお好み焼きの原型にだ~!おめぇもエドマエにしてやるにだ!」

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  • 温州ミカン 通報

    イタリア人がコレを知ると初めキョトーン 次に興味シンシン ケチャップ使用でカンカンで 食べてニコニコ だけど、やっぱりケチャップには ウ~~ン らしいw

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  • 匿名さん 通報

    ぐちゃぐちゃくだらない研究しないで、黙って食えばいい。

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  • 匿名さん 通報

    ニューグランドのナポリタンはガチで旨い

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  • 匿名さん 通報

    素晴らしい。 日本の誇りです。

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