(彰化 17日 中央社)鹿港(中部・彰化県)にこのほど、生野菜が景品というユニークなクレーンゲームがお目見えした。トウモロコシやニンジン、チンゲン菜などが並べられており、珍しいもの好きの人々の注目を集めている。


ゲーム業者によると、生野菜を景品にすることを思い付いたきっかけは、付近の野菜売りのおばあさんに対する気遣いだった。なかなか完売できないおばあさんが少しでも早く帰宅できるよう、野菜を買い上げてゲーム機に並べたところ、試す人が続出、翌朝にはほとんど空になっていたという。

クレーンゲームは一度で成功するとは限らず、全く取れない時には60台湾元(約220円)払えば景品を獲得できるようになっているが、いずれにしても市場で野菜を買うよりは割高な設定だ。それにもかかわらず、“楽しく遊んで食べられる”景品を狙って多くの人々がゲームに興じている。

(呉哲/編集:塚越西穂)