
ところが、そんな甘美なマイムマイムを最近は学校で踊らないという嘆かわしい話を聞きました。運動会などの主流はSMAPやらモー娘。やらの曲にあわせて踊る「リズムダンス」。なんとも味気ないではないですか。
もしかして、フォークダンスは絶滅の危機にあるのでは? と不安に思い、調べてみると、「日本フォークダンス連盟」なるものが存在しました。事務局長の相沢行雄さんは言います。
「高齢化社会の到来で、フォークダンスは今、年配の人たちの代表的なレクリエーションのひとつとして活発に行なわれているんですよ」
フォークダンスは愛好家たちの間では「FD」と呼ばれており(※フロッピーディスクではない!)、北海道から沖縄まで全国にある日本フォークダンス連盟支部の指導者のもと、サークル活動を行なっている人がなんと約200万人。中心は子育てを終えて一息ついた40〜60代ほどの世代で、そのうち女性が9割以上を占めるのだとか。ちょっとしたハーレム状態?
練習は午前中に家事を終え、公民館などで行なうことが多いそうですが、その魅力とは…。
「普段着られない派手なヒラヒラスカートをはけること」「衣装を手作りする楽しみ」「好きなときに踊り、疲れたら休むという自分のペースでやれること」などなど。おばあちゃんたちがヒラヒラドレス、微笑ましいではないですか。
ちなみに、東京や沖縄などには「フォークダンスコスチューム専門店」があるほか、フォークダンス音楽のCDやカセットテープなど、必需品がそろう「日本フォークダンス需品センターもあり、バレエ用品のチャコットが渋谷に開店した「ダンス館」でもフォークダンス用品が非常によく売れているそうです。
ところで、「フォークダンス」というと、一般的に知られているものは「マイムマイム」「オクラホマミキサー」「ジェンカ」くらいかと思いますが、日本フォークダンス連盟発行の『指導のてびき』によると、その定義は「その地域の住民の間に自然発生的に生まれ、あるいは他から流入し、その地域に定着し、そこの住民が親睦を深めながら伝承する楽しい踊りである」とのこと。つまり、「フォークダンス=民族舞踊」のため、阿波踊りやら沖縄民踊などもみんなFDに含まれ、年齢・性別は関係なく、何人からでも踊れるのだそうです。
どうです? ワクワクしてきませんか? シャルウィー フォークダンス?(田幸和歌子)