まず、町の風情は、坂道の両脇に宿が建ち並び、雑木林の間を川が流れ、カジノもあり。
一つは、カラカラ浴場。浴場っつーか、こりゃ完全にプール。屋内と屋外にある巨大な温泉は、流れるわ、打たせ湯あるわ、ジャグジーあるわ、で皆さん思い思いにお湯と戯れてます。肩までつかって黙想、日頃の疲れを癒す中高年(私を含む)。お約束どおりコンブ・ワカメ状態でからみあい、波に漂うカップル。飛び込む・叫ぶ・暴れる、大はしゃぎのお子様たち、君たち、中でしょ●べんすんなよっ!
そして、プールの中央にそそり立つ噴水の下、仁王立ちで目を閉じ腕を組み、滝に打たれて荒修行している毛深いおっさん……自分の世界に入りすぎ。混浴とゆっても水着着用で、老若男女で楽しめる健康的なレジャー・ランドって感じでした。
そして、問題の二つ目、125年以上の歴史を持つフリードリッヒ浴場。水着着用厳禁!となっております。タオルどころかハンカチすらご法度です。
コースが10数アイテムからなっており、指示に従って順番に回ります。各種サウナ、水風呂、ブラシ(たわし?)によるお体お流しサービス……うむ、なかなかよいぞっ。その中の2つほどのアイテムが混浴風呂なんですぅー。ドキドキ……。
こういった場合、不思議なもので、どーせ知らない外人さんたちにハダカ見られてもしょうがないか……とも思えるのですが、絶対に日本人、ひいてはアジア人にだけは見られたくない、という強い思いが湧き上がるのでありました。ましてや、知合いの駐在員のおっさんなんかに会っちゃったらどうしよう……その時は「あ、どうも〜、お世話になっております〜」とか言いながら、どこをどうやって隠すのだろうか……とかいろんなことが頭の中を走馬灯のように駆け巡ります。
このドアの向こうは、インターナショナル混浴……いったい何が待ち受けているんでしょうか……気の弱い(てゆーか普通か?)女性客は、おじけづいてこの混浴はパスしていました。しかし、私は任務(誰にも頼まれてないけど)を果たすべく、意を決していざ出陣!
ドアを開けると、一斉に裸の人間たちの視線が向けられます。きゃー、見ないで……あ、でも日本人はいないようね、よしよし。
そして、誰かがドアを開けて入ってくると、みんなで見る。私も見る。これってしょうがないってことがわかりました。見たくなくても見ちゃうよ、やっぱ、手持ち無沙汰だし。たまに若くてきれいなお姉さんが入ってきたりして、ラッキー。
まあたいていは太ったオヤジでしたが。ここだけの話、男性がたのアレも最初は衝撃でしたが、何本も見てるうちに、なんとも思わなくなってくるからフシギー。でも、ハダカの混浴は、温泉といえどもリラックスできない、まだまだ未熟な私なのでした。
己を含めた人間の行動(及び外観)に関し、いろいろと新しい発見があった旅でありました。
・カラカラ浴場HP(英語・ドイツ語・フランス語)
料金: 2時間12ユーロより
・フリードリッヒ浴場HP(英語・ドイツ語・フランス語)
料金: 3.5時間(ブラシ洗い付き)29ユーロ
(エキサイトニュース編集部 ベルギー特派員 ばび)