東京名物?「まる子」と「ともぞう」を食べる
ちびまる子ちゃん人形焼。お茶あんとこしあんがある。
世代を超え、みんなが知ってる日曜日のテレビアニメと言えば? そう、6時から始まるちびまる子ちゃんに、6時半から始まるサザエさん。どちらもすっかり定番。
ちびまる子ちゃんの方が新参者だけど、それでも今年、放送開始15周年を迎えたのだとか。1990年以来、途中2年余の中断をはさんで、放送回数はゆうに500回を超える。

久しぶりに訪れた東京駅で、15周年記念のちびまる子特設ブースを発見。記念グッズもあるけれど、筆者の目を引いたのは、写真の「ちびまる子ちゃん人形焼」。まるちゃんは確か静岡に住んでいる、って設定だから、なんで東京名物人形焼きなの? って気もするけれど、売っているのが東京駅だから許せる。

さてさて、630円の8個入りを衝動買い。東京土産として職場で配ってみた。男性陣は「ふーん」って感じだったけど、女性陣からは「おじいちゃんだ〜」って笑い声があがって、結構受けた。ところでこの人形焼、8個のうち4つがまるちゃんで、4つがおじいちゃん。どうしてこの2人なの? 他のキャラはないの? と思い、製造元の大藤さんに問い合わせてみた。

お答えは「まるちゃんとおじいちゃんが人気キャラなので……」。至極ごもっとも。
15個入り1000円のもあるそうだが、やっぱり、まるちゃんとおじいちゃんだけ、なのだとか。まるちゃんは主人公だから一番人気として、二番目は? そう聞かれると、やっぱり、ともぞうじいさんが挙がりそう。いつもまる子に丸め込まれる、あのとぼけたキャラクターが何とも言えない。三番人気は?と聞かれると、ちょっと意見が分かれそう。だからこの2人なんだ、となんとなく納得。

筆者は父方の祖父を小学校入学前に亡くした。食べているうちに、ランドセルを買ってもらえる約束だったことを、久しぶりに思い出した。東京駅の特設ブースは2月10日に終わってしまったが、この人形焼、東京駅名店街のフジテレビショップで買えるそうだ。パッケージを切り取ると、「おじいちゃんのおめん」ができるのも楽しい。

最後に、ともぞうさんを真似て一句。
「にんぎょやき 食べるとなくなる 悲しいな」(R&S)
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