
彼らに聞いたみたところ、これは「パワライザー」という新しいスポーツなのだという。日本に入ってきたの自体が今年に入ってからで、用具の入手方法も今のところインターネットのみ。そこに集まっていた男女も、はじめて10日とか長い人でも3ヶ月という人ばかりだった。しかし、歩くくらいならわりと誰でもすぐできるようになるうえ、慣れてくると中に仕込まれたバネの力で2メートル近くもジャンプできる爽快感がやみつきになるという。
「地面ぜんぶがトランポリンになったような感じ」がするそうで、超人、もしくは鳥人間になった気分が味わえるようだ。もともと欧米では愛好家も多く、パワライザーと同種の商品がディズニーランドやUSJのショウで使われたりもしているらしい。
「みんなで飛んでいるとどんどんハイになって、イヤなことなんか忘れちゃいますよ〜」「パワライザーはつねに挑戦し続けようという気持ちを刺激してくれるんです」という、皆さんのヤングでさわやかなコメントも印象的だった。
高くジャンプすることをめざす人もいれば、パフォーマンス的なワザにこだわる人など、楽しみ方はいろいろだそうだが初心者から上級者まで段階に応じて楽しめるのが魅力だそう。しかし、見た目よりはけっこうハードなスポーツで、真冬でも汗びっしょりになるほどの運動量という。
私も実はちょっと試してみたかったのだが、子供のころ竹馬にすら乗れなかったほどの運動音痴なので「ちょっと、やってみていいですか?」とはついに言いだせず…。ちなみに値段は大人用が1足49,000円で、子供用29,000円もあるので親子で楽しむことも可能だそう。まだあまりやっている人がいないスポーツなので目立つことまちがいナシだし、今からはじめておけばあなたも将来パワライザーの第一人者になれるかも!?(野崎 泉)