
このまま洗濯機に投入するのです。(写真提供:オクムラ)
まもなく全国的な梅雨明けとなって、いよいよ本格的な夏の到来だ。
人一倍汗っかきの私にとっては、時計バンド、財布、バックの持ち手、ゴルフグローブなど、愛用の革製品に付着した汗の匂いに頭を悩ませる季節なのだ。
でもやっぱり一番の難問は靴。夏になると、日々汗の洗礼を受けている靴たちが並ぶシューズボックス(下駄箱)を開けるたびに軽いめまいを覚える。
最近では街のクリーニング店でも普通に革製品や革靴のクリーニングを取り扱ったりしてはいるけれど、革製品のクリーニングは高価だし、夏に革製品を使わないようにするのも難しい。そんな私にとって、とても魅力的な靴を見つけた。なんと洗濯機で洗える天然皮革の革靴で、その名も『Open Water』。さっそくメーカーのロックポートに話を聞いて見た。
天然皮革なのに水で丸洗い出来るのは、その革の加工方法に特徴があるらしい。
「詳細は企業秘密ですが、靴に使う皮革に縮み・硬化・色落ち防止ための特殊な加工を施しているので洗っても色落ちしたり縮んだり硬くなったりし難いのです」とのこと。
革靴は雨に濡れたりしてもその後の手入れが悪いと縮んでしわになったり、油分が落ちて硬くなって風合いが著しく損なわれてしまったりするものだ。
要するに、本来は水に弱い天然皮革を、特殊加工により水による劣化を軽減させることで、丸洗いを可能にしたらしい。洗剤は衣類洗濯用の液体中性洗剤を使えば良いそうだ。
優しく扱うおしゃれ着洗いと同じ感覚。
付属の専用洗濯ネットを利用して洗濯機で洗えると言うのはいかにもアメリカ的である。 でも、いくら丸洗い出来るとは言え、日本では靴を洗濯機で洗うところまではなかなか思い切れない。スニーカーなどを洗濯機でガンガン丸洗いしているアメリカのメーカーらしい発想だ。実は私も以前、洗濯機にスニーカーを入れて洗ってみたことがある。本当にこんなことしていいのだろうかと言う多少の後ろめたさはあったものの、簡単に洗えて結構満足だった。でもその日が曇りだったので、つい調子にのってドラム式乾燥機に入れたとたん、ドカン!ドカン!と壮大な音を立て始め、このまま乾燥機が壊れるかと思った。どうやら靴を乾燥機に入れるのは止めた方がいいらしい。靴にも機械にも、そして洗濯する人にもストレスとなる。
『Open Water』は数年前から発売されていて、現在は夏のボートシューズのみの展開だが、これからメーカーとしても力を入れて行きたい商品だそうだ。
最近では靴のみならず、洗える天然皮革「ウォッシャブルレザー」を利用したシャツやパンツなどの衣料品や皮革製品が目に付くようになって来た。
日本の夏季は高温多湿で年間を通じても降雨量が多い国なので、本来皮革製品にとっては過酷な環境にある。日本の革製品がどんどんウォッシャブルになって、汗や雨を気にしないで自宅で気軽にクリーニングできるようになって欲しい。
人一倍汗っかきの私にとっては、時計バンド、財布、バックの持ち手、ゴルフグローブなど、愛用の革製品に付着した汗の匂いに頭を悩ませる季節なのだ。
でもやっぱり一番の難問は靴。夏になると、日々汗の洗礼を受けている靴たちが並ぶシューズボックス(下駄箱)を開けるたびに軽いめまいを覚える。
最近では街のクリーニング店でも普通に革製品や革靴のクリーニングを取り扱ったりしてはいるけれど、革製品のクリーニングは高価だし、夏に革製品を使わないようにするのも難しい。そんな私にとって、とても魅力的な靴を見つけた。なんと洗濯機で洗える天然皮革の革靴で、その名も『Open Water』。さっそくメーカーのロックポートに話を聞いて見た。
天然皮革なのに水で丸洗い出来るのは、その革の加工方法に特徴があるらしい。
「詳細は企業秘密ですが、靴に使う皮革に縮み・硬化・色落ち防止ための特殊な加工を施しているので洗っても色落ちしたり縮んだり硬くなったりし難いのです」とのこと。
革靴は雨に濡れたりしてもその後の手入れが悪いと縮んでしわになったり、油分が落ちて硬くなって風合いが著しく損なわれてしまったりするものだ。
要するに、本来は水に弱い天然皮革を、特殊加工により水による劣化を軽減させることで、丸洗いを可能にしたらしい。洗剤は衣類洗濯用の液体中性洗剤を使えば良いそうだ。
優しく扱うおしゃれ着洗いと同じ感覚。
付属の専用洗濯ネットを利用して洗濯機で洗えると言うのはいかにもアメリカ的である。 でも、いくら丸洗い出来るとは言え、日本では靴を洗濯機で洗うところまではなかなか思い切れない。スニーカーなどを洗濯機でガンガン丸洗いしているアメリカのメーカーらしい発想だ。実は私も以前、洗濯機にスニーカーを入れて洗ってみたことがある。本当にこんなことしていいのだろうかと言う多少の後ろめたさはあったものの、簡単に洗えて結構満足だった。でもその日が曇りだったので、つい調子にのってドラム式乾燥機に入れたとたん、ドカン!ドカン!と壮大な音を立て始め、このまま乾燥機が壊れるかと思った。どうやら靴を乾燥機に入れるのは止めた方がいいらしい。靴にも機械にも、そして洗濯する人にもストレスとなる。
『Open Water』は数年前から発売されていて、現在は夏のボートシューズのみの展開だが、これからメーカーとしても力を入れて行きたい商品だそうだ。
最近では靴のみならず、洗える天然皮革「ウォッシャブルレザー」を利用したシャツやパンツなどの衣料品や皮革製品が目に付くようになって来た。
日本の夏季は高温多湿で年間を通じても降雨量が多い国なので、本来皮革製品にとっては過酷な環境にある。日本の革製品がどんどんウォッシャブルになって、汗や雨を気にしないで自宅で気軽にクリーニングできるようになって欲しい。
(シロー)
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