
実は、先日実家にある台所に置いてあった消火器を見たら、サビついているわ、安全ピンはとれているわで、使えるかどうかも分からない状態。製造年月日を見ると平成3年……。この状況を母に伝えると、母曰く、「だって、誰も売りにこないんだもの」。恥ずかしながらうちの母、消火器は訪問販売であると思い込んでいたらしい。よく「消防署から点検に来ました〜」と言って点検と称してやたら高い値段で売りつけるアレである。
消火器は非常時に使うものということから、粗悪品を防ぐために国の検定が義務付けられている。
そこでさっそく総務省消防庁に問い合わせてみると、「消防署の人間が点検と称して消火器を売ることはありません。また消防署からの紹介というのも絶対ありません」と、とてもきっぱりしたお返事をいただいた。そもそも国や地方自治体がある特定の業者の商品を売るわけがない。
ところで、家庭用の消火器にABC式とかABC粉末とか書かれているのをご存知だろうか。
このABCとは、実は国の規格で、どのような火災に対応できるかを表しているのである。
ちなみに、最近多く見かけるエアゾールタイプの簡易消火器は火災の種類によって対応しきれないものもあるので要注意だ。
そしてもう一つ。簡易消火器も検定を受けることが義務付けられていて、合格したものには検定マークがついている。しかし、一部輸入品などでは違法ではないものの検定マークのないものも出回っていて、消火に効果がなかったなどの情報も寄せられているそうだ。
「もしもの時に使うものですからやはり性能がきちんとしていないと。お買いになるときには検定マーク確認してください」と消防庁の予防課岡田さん。
もしやと思って自宅にある簡易消火器を見てみると、みごとに「Made in korea」。そして検定マークは……ない。
消火器は自分で探して買いに行く。そして値段に釣られずきちんと性能も確認する。