
お答えによれば、「ときどき(おでんに)『にんじん』を入れるという人に会います。お店で入れているところもありますが、家庭で入れられるほうが多いという印象です」とのこと。「地域性」はあまり関係がないようで、たとえば前述の私の友人は大阪出身なのだが、地元の友だちの中で「にんじん入り」は自分の家だけだったという。
新井氏はさらに「おでんの定義というのは特になく、その人がおでんと呼んでいるものがおでんです。ですから、『にんじん』が入っていようが、『ブロッコリー』が入っていようが、『ほうれん草』が入っていようが、何でもいいのです」ともおっしゃる。おでんで何て自由なんだ!
こうなったら実際にやってみるしかない。せっかくだから、と「にんじん」だけでなく、新井氏のおっしゃっていた「ブロッコリー」、「ほうれん草」と、個人的にトライしたかった「アスパラガス」を入れたおでんを作ってみることに。
なんだか洋風なルックスのおでんが出来上がった。