ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月13日放送)に外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦がリモートで出演。日米での新型コロナウイルスに関する対応の違いについて解説した。
【新型コロナ】防護服姿で到着後、抗原検査へ向かう乗客ら=2021年6月1日午前、成田空港 写真提供:産経新聞社
日米での新型コロナに関する対応の違い
ワシントンから帰国した宮家邦彦氏に、日米による新型コロナウイルスに関する対応の違いについて訊く。
飯田)ワシントンから帰って来られたばかりなのですね。
宮家)昨日(8月12日)に帰って来ました。アメリカと日本では、新型コロナウイルスに関して、対応の仕方が違うなと感じました。
飯田)なるほど。
宮家)アメリカは入国するときに陰性証明があれば、そのまま入れてくれるのですよ。政府関係者と会うときも、ワクチン接種の有無は聞かれませんでした。
飯田)政府関係者に会うときでも。
宮家)デルタ株の影響でアメリカでも感染者の数字が増えていましたけれど、マスクをしている人としていない人は、まだ半々ぐらいです。
共和党の知事のなかにはマスクをせず、ワクチン接種も拒否も
宮家)日本と大きく違うところは、各州の共和党の知事さんたちはバイデン大統領のやることが嫌いだから、「マスク義務化? ふざけるな」と批判しているところです。
飯田)共和党の。
宮家)しかし、そういう州で感染者数が増えているという問題があって、大論争になっていました。
日米の水際対策の違い
飯田)帰国するにあたっては、成田の管理の方が厳しかったのですね。
宮家)日本に帰国するときはまず、アメリカで取った陰性証明を提出します。
飯田)アメリカでは。
宮家)アメリカは簡単でした。それに対し日本だと、成田空港だったのですけれども、帰国時は検査を受けるためにものすごい長蛇の列でした。
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