将棋の第84期名人戦七番勝負第4局が17日、大阪・高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で前日から指し継がれ、藤井聡太名人=竜王、王位、棋聖、棋王、王将=が123手で挑戦者の糸谷哲郎九段を破り、シリーズ4勝0敗で棋戦4連覇を達成した。

 糸谷九段の力戦に苦しめられた。

「序盤から中盤にかけて強く指され、押し込まれてしまった。こちらもより積極的な指し方をどこかで見いださなければいけなかったと感じています」と反省が口を突いた。

 それでもシリーズ4連勝。「本局は終盤まで苦しいところも多かった。実感があまりないというのが正直なところですけれど、シリーズとしては力戦系が多くて、これまでとは展開としても大きく異なるシリーズだった。その中で一手一手考えて、自分の良いところと悪いところ両方あったと思うんですが、結果を出したことは、うれしく感じています」とうなずいた。

 藤井の通算タイトル獲得数は35期となり、本棋戦通算5期の「(二十世)永世名人」の称号獲得にあと1期と迫った。「重みのある称号と思う。実力を高めて番勝負に臨めるように取り組められれば」と来年を見据え、意気込みを示していた。

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