老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、国民年金保険料の納付月数が400カ月だった場合、65歳から受け取れる老齢基礎年金がどのくらい少なくなるのかについて解説します。

■Q:国民年金保険料の納付が400カ月の場合、65歳から受け取る年金はどのくらい少なくなりますか?
「国民年金保険料の納付回数が400カ月です。満額より少なくなると思いますが、65歳から受け取れる年金は月々どのくらい減るのでしょうか?」(きんどーさん)

■A:満額と比べると、月額で約1万1768円少なくなる目安です
老齢基礎年金は、20歳から60歳までの40年間、合計480カ月全て国民年金保険料を納めると満額になります。2026年度(令和8年度)の老齢基礎年金の満額は、年額84万7300円です。

国民年金保険料の納付月数が400カ月の場合、受け取れる老齢基礎年金額の目安は次のように計算できます。

84万7300円×400カ月÷480カ月=約70万6083円

月額にすると、約5万8840円です。

満額の月額約7万608円と比べると、月々の差額は約1万1768円になります。年額では約14万1217円少なくなる計算です。

つまり、国民年金保険料の納付が400カ月だった場合は、満額よりも月額で約1万1800円、年額で約14万1200円少なくなる目安と考えればよいでしょう。

なお、実際の年金額は、免除期間や未納期間の有無、生年月日などによって変わることがあります。免除を受けていた期間がある場合は、単純な未納とは計算が異なるため注意が必要です。


監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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