8月11日は山の日。

2016年に施行された国民の祝日で、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日とされています。


夏のレジャーといえば山を思い浮かべる人も多いと思います。アニメでは山が登場する作品が数多く存在します。友達とキャンピングに出かけたり、前人未踏の絶壁にチャレンジしたり、ジャングルの秘宝を探し求めたりと、描かれ方もさまざまです。

そこでアニメ!アニメ!では、「“山”アニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。7月26日から8月2日までのアンケート期間中に175人から回答を得ました。
男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントで、ほぼ同数。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

■山登り、キャンプ飯、温泉、レース… 山の魅力も多彩

第1位

1位は『ヤマノススメ』。支持率は約30パーセントで、2年連続トップでした。

「インドアな主人公・雪村あおいが山の楽しさと厳しさ、登頂の達成感を知るまでを丁寧に積み重ねていく成長物語。山登りを通じて広がる人間関係や、美しい山々を描いた背景美術なども素晴らしく、思わず仲間たちと出かけたくなる」や「登山もノウハウや必要な道具などもしっかりとカバーしているので、登山未経験でも親しみやすい。『ヤマノススメ』がきっかけで登山に興味を持った人が多いのも納得!」、「最初はキャラクターたちの可愛さに惹かれていましたが、だんだん山そのものの面白さに引き込まれていきました」と登山の魅力が詰まった作品です。


第2位

2位は『ゆるキャン△』。支持率は約18パーセントで、2年連続の2位でした。

「山の麓にあるキャンプ場でのんびりと過ごす様子に憧れるから。そして何より劇中で描かれるキャンプ飯がどれも美味しそう!」や「本格的な登山にチャレンジするのではなく、あくまでゆるーく楽しんでいてほのぼのとします。ソロキャンならではの醍醐味を味わえるのもいい」、「休日には友達と一緒にキャンプ。疲れたら温泉へ……。そんな高校生活を私も送りたかった」と山だけでなくキャンプ飯や温泉のシーンも見どころとなっています。

第3位

3位は『弱虫ペダル』。支持率は約10パーセントで、トップ3は昨年と同順位でした。

自転車で競い合うロードレースを題材にしており、「なんと言っても山岳ステージでの駆け引きが面白い! 平坦な道での純粋な速さを争うスプリントバトルも良いですが、やはり主人公をはじめ、多くのキャラがそれぞれに魅入られている山を舞台にしたレースは迫力満点、目が離せません!」や「山道を駆け上がるクライマーの勝負が最っ高に胸熱!!」と白熱した勝負が手に汗握ります。トップ3はいずれも複数シリーズが制作された人気作となっています。

■そのほかのコメントをご紹介!

鬼滅の刃』には「炭治郎の出身地も、修行をした場所も、鬼殺隊の選抜試験も山。
TVアニメ第1期後半の舞台になった那田蜘蛛山など、美しい森の描写にも目を奪われます」。
ひぐらしのなく頃に』には「雛見沢という山麓に近い村で起こる惨劇の物語。すごく怖いけれど、先が気になってついつい見てしまう」。

『神々の山嶺』には「エベレスト初登頂の謎に迫るストーリーで、壮大な雪山や死と隣り合わせの断崖絶壁に背筋が凍る。谷口ジローのマンガをフランス制作で映像化したのも興味深い」。
『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』には「クラウドファンディングで注目を集めたアニメ映画です。パイロットムービーがとてもカッコ良く、人類未踏峰の1万メートルを超える未知の山脈に挑む様子がどう描かれるのかワクワクします」と現在制作中のタイトルにも投票がありました。

2023年版ではトップ5は昨年と同じ顔触れが並ぶ結果に。登山、キャンプ、レースなどを題材としたタイトルだけでなく、スキーやキノコ狩りをするエピソードのあるタイトルにも投票が寄せられました。次ページのトップ10もぜひご覧ください!
■ランキングトップ5

[“山”アニメといえば? 2023年版]
1位 『ヤマノススメ』
2位 『ゆるキャン△』
3位 『弱虫ペダル』
4位 『鬼滅の刃』
5位 『暗殺教室

(回答期間:2023年7月26日~8月2日))

■ランキングトップ10

[“山”アニメといえば? 2023年版]
1位 『ヤマノススメ』
2位 『ゆるキャン△』
3位 『弱虫ペダル』
4位 『鬼滅の刃』
5位 『暗殺教室』
6位 『もののけ姫』
7位 『となりのトトロ』
8位 『銀魂
9位 『頭文字D
9位 『ひぐらしのなく頃に』
9位 『文豪ストレイドッグス

(回答期間:2023年7月26日~8月2日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
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